インターネットを「売れる仕組み」に組み込む
インターネットを自社の重要なマーケティング・ツールのひとつとして位置づける企業が多くなっています。マーケティングとは一言で言えば「売れる仕組みづくり」です。当然、インターネット戦略を考える際でも、Webサイトの機能やデザインの話をする前に、インターネットを自社の「売れる仕組み」にどう位置づけるかが重要なポイントとなります。「売れる仕組み」ですから他社の物真似やセオリー通りでは役に立ちません。マーケティングは常に応用問題で、自社にあった解答を見つけ出す必要があります。もちろん、インターネット戦略においても、自社独自のマーケティング戦略との整合性、他のマーケティング施策との連動による差別化が鍵を握ることになります。
このコーナーでは、連載で、よく知られたマーケティング・コンセプトについて解説しながら、マーケティング・ツールとしてのインターネットの可能性を探っていきます。

1961年、アメリカのマーケティング学者のジェローム・マッカーシーが提唱したマーケティング・ミックスの分類。4つのPとは、製品、価格、プロモーション、流通の頭文字をとったもので、企業はこの4つのPを適切に組み合わせることで、自社製品を効果的にポジショニングする必要があります。
スタンフォード大学のベレット・M・ロジャース教授が提唱した、消費者の商品購入に対する態度を5つのタイプに分類したもので、消費者の特性をとらえることができます。ベレット教授は、新しい商品に対する購入の早い順から、消費者を5つのタイプに分け、商品普及に関する重要なポイントを見出しました。
「人に話すときには5W1Hを意識しましょう」とよく言います。マーケティングにおいても、戦略策定、実施内容の検討を行なう際に、5W1Hを意識して計画を立てることが重要です。なぜこの施策が必要か、標的市場はどこか、施策として何を行なうか、施策はいつ誰がどのように実行するか、など。5W1Hの視点でモレ、ダブリのないマーケティング計画を行なうことが成功の第一歩です。
現在、企業のマーケティングを左右する重要な要素とされるブランド。その起源は、家畜の所有者が自己の家畜と他人の家畜を識別するための印であると言われています。しかし、ブランドとは単なる印以上のものです。ブランディングとは、企業が自社ブランドを顧客にとって価値あるものにするために行なうすべての活動を指す言葉です。
