アイトラッキングは、心理学や認知科学などの研究分野でも用いられる、被験者の顔や眼球、角膜反射を赤外線でとらえて、被験者の視線の動きをトラッキングする科学的な手法です。
本サービスは、アイトラッキングの技術を用いて、Webサイトを閲覧するユーザーの視線がどこに向けられているか、どのポイントを注視しているかを科学的に分析することで、アクセスログ解析やユーザーインタビューでも抽出できないWebユーザビリティの問題点を発見し、改善につなげるためのユーザビリティ調査・分析サービスです。
サービスの目的
科学的手法を用いた調査、分析により、Webユーザビリティに関する具体的問題・課題を特定します。
サービスのゴール
特定された問題・課題の分析から改善のための戦略を抽出、デザインへの落とし込みによりゴールとします。
サービスの特徴
【Point.1】最新のアイトラッキング・ツールを用いた科学的手法によるユーザビリティ調査を実現
従来のユーザビリティ調査に用いられるユーザーインタビュー、ユーザーテスト、アクセスログ解析では、ユーザーの意識や行動を知ることはできても、その結果はユーザーがWebページのどこを見て、どこを見なかったことで生まれたものなのかは分かりません。アイトラッキング・ツールは、強力な筋肉をもった眼球が非常に速い速度で視線を変える動きもきちんと測定することが可能なため、実際のユーザーの閲覧個所や閲覧順序、注視率を把握することができます。
赤外線が視線の動きをトラッキングした事実データを基にすることで、調査者の恣意(しい)的な判断を排除でき、客観的な調査が可能になります。

- 視線の軌跡分析

- 注視率分析
調査に使うスウェーデンのTobii社のアイトラッカーは、従来のアイカメラ型のように身体に装着するタイプではなく、非接触型のアイトラッカーが液晶ディスプレイと一体となったタイプであり、モニターを閲覧するWebユーザビリティの調査には最適のツールです。また、幼児教育や乳児の心理学調査などにも利用されるほどで、被験者のスキルやリテラシー、年齢などを問いません。
【Point.2】ユーザー中心デザイン・プロセスの基本を踏まえて調査を実施
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(ユーザーテスト・スタジオ)
同じWebの画面を同じ1人のユーザーが閲覧する場合でも、閲覧時のシチュエーションが異なれば視線の動きはまったく違うものになります。忙しいときにどうしても必要な情報を探さなければいけない場合と、時間の余裕があるときになんとなく見ている場合では、閲覧順序や注視ポイントも変わってきます。
人間中心設計の国際規格ISO13407で定義されたデザイン・プロセスにおいても、最初に「利用状況の把握と明示」を行うよう定められているように、ユーザーが何をどのような状況で行うのかを把握できていない状況でユーザビリティ調査を行っても、正しい問題把握はできません。これではどんなに優れたツールを使っても意味はないでしょう。
本サービスでは、ユーザー中心デザイン・プロセスを把握した専門のアナリストが、サイトの目的やターゲットユーザーのニーズに応じた被験者の選定やテスト設計、実査、分析・レポーティングを行うことで、ユーザビリティ改善につながる正しい問題点を指摘することができます。
【Point.3】ユーザーテストと組み合わせて問題点抽出の精度をアップ
認知心理学の研究では、人間の意識には「中心と周辺」が存在するという報告があります。例えば、仕事が終わって家に帰る際に考え事をしていて集中していた場合など、家に着いてみたら自分がどの道を通って帰ってきたのか分からなかったりすることがあります。こうしたケースでは、信号が青かを判断したり、道に危険なものがないかを判断したりする意識は周辺にあるわけです。
ユーザーがWebサイトを閲覧する場合でも、視線の動きは必ずしも意識の中心とは一致しません。目はどこか特定の場所を注視していても意識は別のことを考えている場合があるからです。
本サービスでは、アイトラッキング調査とユーザーテストの手法を組み合わせることで、視線の動きと意識のギャップについても明確にし、問題点抽出の精度を高めます。また、既存サイトの調査の場合には、アクセスログ解析との連携も可能です。
ご利用シーン
- ユーザーとのインタラクションが多い商品購入機能、予約機能などをもったサイトのユーザビリティ評価に
- コンテンツカテゴリが多岐にわたるニュースサイト、情報サイトの情報デザインのユーザー評価に
- トップページやカテゴリインデックスなど、サイト内のコンテンツへのスムーズな誘導が必要とされるページのユーザーインターフェース評価に
サービス提供タイプ
- a.アイトラッキング分析によるユーザビリティ調査
- 現行Webサイトの問題点を、アイトラッキング調査を含むユーザーテストの実施により調査、分析するサービスです。現行サイトとユーザーの利用状況やニーズとのギャップを明確にすることで、Webユーザビリティにおける問題点、課題を抽出します。
- b.Webサイト構築時のアイトラッキング分析によるデザイン評価
- Webサイトの構築の際の設計プロセスに、アイトラッキング分析によるユーザーの要求事項に対するデザインの評価を盛り込んだサービスです。ISO13407:人間中心設計プロセスでも定義されている反復デザインにより、ユーザーテストの結果をデザインにフィードバックすることでサイトのユーザビリティを高めます。
サービス提供の流れ
a.アイトラッキング分析によるユーザビリティ調査
テスト設計から実査、レポーティングまでを行います。
- ヒアリング
- 要件定義、ご契約
- テスト設計
- 現行サイトのテスト実施
- 分析
- レポーティング
b.Webデザイン・プロセスにおけるアイトラッキング分析によるUI評価
Webサイト構築時のデザイン・プロセスにおいてユーザーテストを実施します。テスト結果をデザインにフィードバックすることでユーザビリティを高めます。
- ヒアリング
- 要件定義、ご契約(構築)
- テスト設計
- デザイン・プロトタイプによるテスト実施
- 分析、簡易レポーティング
- プロトタイプ修正後、再テスト
- 最終修正
- 最終レポーティング
ミツエーリンクスは、2007年より「UXalliance」にパートナーとして加盟しています。
UXallianceとは、250名を超えるユーザビリティ・プロフェッショナルによって構成されるユーザーエクスペリエンス企業の国際ネットワークです。

