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世界で最も多言語対応の進んだWebサイトとは?(2019年版)

(この記事は、2019年4月8日に公開された記事「What's the world's most multilingual website? (2019 update)」の日本語訳です。)

昨年、私はMultilingualに寄稿した記事のなかで、世界で最も多言語対応の進んだWebサイトはGoogleでもFacebookでもなく、Wikipediaですらないということを書きました。

答えは、Jehovah's Witnesses(エホバの証人)のWebサイトです。

寄稿した記事から引用します:

JW.orgのWebサイトは、675種類以上の書き言葉をサポートしています。書き言葉にとどまらず、同サイトは90以上の異なる手話をサポートしているのです。ダウンロード可能なPDFコンテンツは、アディゲ語からザザキ語に至るまで、総計941言語で提供されています。

これと対照的に、Appleは34言語をサポートしているに過ぎません。今や世界を支配していると言っても過言ではないAmazonがサポートしているのは、たった15言語です。私が調査したところでは、世界的に著名なブランドがサポートしているのは平均31言語で、毎年およそ1言語ずつ増加している傾向にあります。

宗教界のリーダー達は、言語の持つ力をよく理解しているようです。テック業界のリーダー達も同様です。残念なことに、それ以外のビジネスリーダー達のほとんどは、まだ認識が足りないようです。

以下に示すのは、2019年版Webグローバリゼーション・レポートカードで取り上げた、最も多言語対応の進んだサイトのトップ5です。

最も多言語対応の進んだサイトのトップ5。それぞれの言語数はJehovah's Witnesses(エホバの証人)が676、Wikipediaが303、Googleが149、The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints(末日聖徒イエス・キリスト教会)が115、Facebookが108となっている。

上位から下位につれ、サポート言語数が急速に減少する点に注目してください。グラフの続きを描くとなるとサポート言語数はさらに落ち込み、MerckIKEAHotels.comNikonSonyといった企業が約40言語で後に続きます。たとえ40言語であっても、その他の多くの組織と比べれば、いまだ偉業と言えます。世界の先進的なブランドにおけるサポート言語数の平均は、33言語にわずかに満たない程度です。

2004年から2019年にかけての平均サポート言語数の推移を表したグラフ。2004年は15、2007年に19、2010年に23、2013年に29、2017年に32、そして2019年には32.8と右肩上がりの傾向を示している。

次なるサポート言語を増やそうというブームはインドを中心に訪れるでしょうが、同国の多数ある公用語に対するしっかりとした投資をAmazonIKEAですら渋ってきた経緯からすると、時間がかかりそうです。

サポート言語数で先進的なブランドについて学ぶなら、是非2019年版Webグローバリゼーション・レポートカードをご利用ください。

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