どこから手をつける?企業サイトのリニューアル準備
テクノロジーアンバサダー榛葉コーポレートサイトのリニューアル準備は、どこからはじめますか。
せっかくリニューアルするなら、まずデザインを一新したい――そう考える方は多いと思います。ですが、デザインより先に検討すべきことがあります。見た目を整える前に、安全で快適なユーザー体験などWebサイトの品質を左右する“下回り”から手をつけるべき、その理由と考え方を解説します。
まずは“見えない部分”から
企業の顔である公式サイトの刷新というと、まず「どのようなデザインにするか」に注目が集まりがちです。もちろん、デザインの一新は社内外にわかりやすくリニューアルの成果を示す大切な要素。決しておろそかにはできません。
しかし、提案時のデザイン案は、あくまでコンセプトや方向性を示すためのものです。最終的なデザインは、要件定義工程を通じて議論を重ね、段階的に確定していくのが一般的です。逆にいえば、デザインの決定には時間的な猶予があるともいえます。
では、ビジュアルよりも先に検討すべきは何でしょうか。それは、Webサイトの品質を根本から支える「下回り」の選定です。CMS(コンテンツ管理システム)やサーバ環境など、オモテからは見えない“隠れた部分”の選択が、サイトの信頼性や運用効率を左右します。
この“隠れた部分”の選択は、リニューアルプロジェクトの「QCD(品質、コスト、納期)」に大きく影響します。たとえば、CMSの選定を誤ると、後々の運用が煩雑になったり、セキュリティリスクが高まったりすることも。逆に、適切な基盤を整えることで、運用の持続性や拡張性が高まり、長期的な成果につながります。
先に下回り、あとでデザイン——この鉄則を軽視すると「品質の低下、コストアップ、納期遅延」で後悔することになります。まずはオモテからは見えない隠れた部分を健全にし、そのうえで見た目に着手するのが賢い方法です。
“モテる”企業サイトの条件
では、下回りの選択でWebサイトを健全にするとは、どういうことでしょうか。わかりやすくフランクにお伝えするなら、企業サイトが「モテ体質」になること。サイト訪問者にも検索エンジンにも自然と好かれる、魅力的で持続可能なWebサイトにすることです。
たとえば、Googleは、信頼できる最新のコンテンツが、高速かつ安全に提供されるWebサイトを高く評価するといいます。逆にいえば、遅くて、危険で、古くて信頼できないWebサイトは、検索順位を下げる要因となります。
つまり、モテる企業サイトの条件としてまとめるならこうなります。
- 高速:いつでも、どこからアクセスしても、速くて快適に閲覧できる
- 安全:常時HTTPS化、脆弱性のない最新環境で安心して使える
- サステナブル:コンテンツ主導で継続的なサイト運営ができ、地球にもやさしい
このような特長を備えたWebサイトを実現する、CMSの新しい選択肢として、近年注目されているのが「ヘッドレスCMS」です。
ヘッドレスCMSで、サイトはこう変わる
ヘッドレスCMSとは、従来のCMSと異なり、コンテンツの管理機能(バックエンド)と表示機能(フロントエンド)を分離したCMSです。これにより、表示速度の向上、セキュリティ強化、運用の柔軟性がより実現しやすくなります。
さらに、モダンなWeb開発手法と組み合わせ、静的なページ生成による高速表示、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)活用によるグローバル配信、API連携(システム同士が情報や機能をやり取りする仕組み)による拡張性など、経済性を両立しながらWeb発信力強化に必要な要素を高いレベルで満たすことが可能になります。
先に下回り、あとでデザイン——この鉄則にしたがって、まずは見えない部分を健全に整えることで、デザインの美しさやUIの使いやすさだけでなく、長期的なトラフィック向上(アクセス数の増加)とデジタルプレゼンスの強化につながります。
当社ではこのたび、ヘッドレスCMSを提供するmicroCMS社とパートナー契約を締結しました。このような取り組みを通じて、ヘッドレスCMSを活用した、企業サイトの体質改善を技術面からも支援しています。
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