スマートフォンやタブレットデバイスにおけるアクセシビリティ対応とは？ 「スマートデバイスのアクセシビリティ」入門セミナー

あらゆるデバイスでのアクセシビリティを向上させるために

近年急速に普及しているスマートフォンやタブレット。本セミナーでは、Web担当者が知っておくべきiOSおよびAndroidのアクセシビリティ基本機能を取り上げます。特に、すぐにでも役立つ知識として、音声読み上げ機能の起動方法を、iOSのVoiceOver、AndroidのTalkback、それぞれデモンストレーションをまじえてご紹介いたします。

iPhoneやAndroid端末に代表されるスマートデバイスは画面を確認できない全盲の視覚障害者には利用できないと思っている方が多いのではないでしょうか。スマートデバイスに利用されているタッチスクリーンは視覚障害者にとって大きなハードルだと思われるかもしれませんが、必ずしもそうではないのです。また、屋外や移動中などに利用する際には、明るさが状況により異なったり、荷物で手がふさがっていたりといったさまざまな制約を受けるため、アクセシビリティの向上が多くの人にとって必要なのですが、そのことはあまり認識されていないかもしれません。

WebアクセシビリティといえばPC向けのコンテンツへの対応を思い浮かべる方も多いと思います。しかしながら、近年急速に普及しているスマートフォンやタブレットでも、iOSとAndroidにはそれぞれに標準でアクセシビリティ機能があります。 これらの機能はWeb担当者の方にはまだあまり認知されていない現状ではありますが、アクセシビリティ機能を利用してWebサイトにアクセスする人は着実に増えてきています。例えば、海外ではiOS/Androidともにスクリーン・リーダー利用者が増えている、という 調査結果 があります。

これまで、アクセシビリティチェックのためにPC向けの支援技術（スクリーン・リーダーや音声ブラウザなど）を利用しようと考えた場合、導入が難しかったりコストが発生したりしました。しかし、iOS/Androidではアクセシビリティ機能がそれぞれのオペレーティングシステムに標準搭載されているので、利用方法を理解していれば大きなコストをかけずに最低限のアクセシビリティチェックをすることが可能になります。

本セミナーでは、Web担当者が知っておくべきiOS/Androidのアクセシビリティ基本機能を取り上げます。特に、すぐにでも役立つ知識として、音声読み上げ機能の起動方法を、iOSのVoiceOver、AndroidのTalkback、それぞれデモンストレーションをまじえてご紹介いたします。より多くのデバイスでアクセシブルなWebコンテンツを提供していくために、まずは基本を知るところから始めてみませんか？