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INTERNET TRENDS 2015 レポート


デザイナー 裵

毎年、インターネットにまつわるトレンドを分析しているMary Meeker氏のレポート「INTERNET TRENDS」の今年版が5月27日に発表されました。
196ページにもなる膨大なレポートの中から、モバイルやアプリケーション関係で気になるポイントを見ていきたいと思います。

「モバイルが新しい市場に」

スライド5、14

PCよりモバイルでのインターネット利用が多くなり、24時間いつでも気軽にインターネットに接続できるという点でモバイルは新しい市場として、ビジネスチャンスが期待できそうです。

スライド20~21

そして、広告から購入までの消費フローの面でもモバイルが注目を浴びているようです。
最近はSNSやメッセンジャーからでも独自の購入システムが導入されていて、「友達のおすすめから購入」・「広告からの購入」など、購入への誘惑が多くなってきていると思います。
SNSで「いいね!」ボタンを押すように、気軽に購入ボタンを押す日が近づいているようですね。

スライド23~25

また、そういったモバイルの人気に伴い、広告やコンテンツの見せ方にも変化が予想されます。
動画や映画・ゲームなど、テレビやデスクトップから見慣れている「横画面」の見せ方から、
モバイルを基準とした「縦画面」全体を利用した広告やコンテンツがこれからはメインとなってくるのではないでしょうか?

「メッセージアプリがトップアプリに」

スライド47、49

もっとも使われているアプリのランキングを見ると、過半数以上がメッセンジャーアプリになっています。
また、色んな国からメッセンジャーアプリを展開していて、世界的にもメッセンジャーアプリへの注目が高いことが分かります。

スライド52

一つのメッセンジャーアプリだけを使う人、友達によってメッセンジャーアプリを使い分ける人など、使用時間や使い方もそれぞれらしいです。
コミュニケーションのツールとして利用していたメッセンジャーアプリが、最近は広告やゲーム・サービスなどメッセンジャー以上の機能もできるようになっています。
イベントやプロモーションなどこれからのマーケティングでは、メッセンジャーアプリを新たなビジネス舞台として使えるのではないでしょうか?
ターゲット層に合わせたアプローチ・魅力的なコンテンツでより質の高い集客が期待できそうです。

「モバイルで変わる消費文化」

スライド80

消費文化についても面白いものがありました。

アメリカ人からの消費が高い項目は以下の3つです。

「家、移動、飲食」

この3つをメインとしたモバイルサービスが多くなっているようです。アプリで言うと、「airbnb、UBER、Instacart」など。

スライド132、136

モバイルにより、インターネットが24時間身近で使えるようになり、オンライン上の取引も今後増えていくと思います。
上記のUBERやairbnbなど、個人に給料以外の追加収入が得られるサービスは、ユーザーの積極的な参加が見込まれる点で、期待できそうですね。

最後に

スライド181

今回のレポートの全体的なテーマは「Re-Imagination」になっていました。
スピーディーに変化していく世の中、モバイルがメインデバイスになってくることによって、消費習慣や連絡手段、価値観まで色々な変化が出てくると思います。
変わっている今を基準とし、新たな購入フロー・文化などをイメージし、アプリやビジネス展開のチャンスを掴めていきたいと思います。