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Agile Japan 2016


スクラムマスター クリスチャン

2016年5月31日、東京浅草橋にて開催されたAgile Japan 2016に参加いたしました。本ブログではイベントの要約をお伝えいたします。イベントへは、Mitsue-Links 2.0の次のステップ(参考:コラム「新年のご挨拶」)に進む準備の為に参加しました。イベントでは、専門家から学んだり、ワークショップに参加したり、参加者と進捗状況について議論したりしました。

Sessions

Agile Japan 2016は、アジャイル手法とスクラムフレームワークの用語やプロセスなどについてのミニチュートリアルで始まりました。セッションではスクラムチーム、スプリントやKPTなどの概説がありました。その後、アジャイル ジャパン 2016実行委員長である松本隆明氏から洞察に満ちた激励メッセージがありました。Scrum Allianceからはかなり驚くべきデータの提示があり、アジャイルの専門家は米国では75,000人を超えるが、日本ではまだ426人であるということでした。アジャイルは、日本市場へのエントリーの初期段階にあります。

「激励メッセージ」スライド

次は2つの基調講演でした。最初はJoe Justice 氏からのプレゼンテーション、テーマはスクラムがイノベーションを加速する 〜ソフトウェア以外にも適用されはじめたアジャイル〜、内容に関して次の段落で説明します。二番目は玉川 憲 氏「アジャイルなIoTプラットフォーム開発」。午後は、4トラックに分かれて、合計22セッションがありました。私の参加したセッションは「組織の壁を乗り越えるアジャイル開発」「日本型ハイブリッドアジャイルの導入と実践」「『世界最強トヨタのDNAを自社に移植する!』~システム保守における現場リーダーの闘いと成長、そして大部屋への挑戦~」「効果的な自働化を目指す! Value Stream Mapping 実践ワークショップ」です。

Scrum in Hardware

Scrum Alliance Inc.のPresident of Scrum in Hardware、Joe Justice氏は「スクラムがイノベーションを加速する 〜ソフトウェア以外にも適用されはじめたアジャイル〜」という基調講演で、ソフトウェア以外の分野に適用されているアジャイルの現実世界の例を紹介しました。

Justice氏によると、ハードウェアでのスクラムは、製造の次の進化のステップである。リーンプラクティスは、短縮サプライチェーンと、変化する顧客の需要に対する応答性、そして短いフィードバックサイクルによって促進される。ますます機敏になる市場にしたがって、製造に敏捷性を追加することが不可欠である、ということです。

「基調講演1」スライド

さらに彼は、企業が今、彼らに競争上の優位性を与えるためにアジャイル製造を活用し始めていると述べました。管理・統制スタイルのマネジメントの代わりとして、アジャイル方法論を導入しているハードウェア企業の事例は、John Deere社(新しい機械を開発するための技術を使用しています)とカリフォルニア州のMission Bell Winery社(ワインの生産と倉庫からシニアリーダーシップ・グループまで)です。

「基調講演1」スライド

Value Stream Mapping

Value Stream Mapping 実践ワークショップのMCペアは、マイクロソフトコーポレーションの牛尾 剛 氏と株式会社アトラクタの原田 騎郎 氏です。

バリューストリームマッピング(VSM)は、顧客(社内や社外)に製品をもたらすために必要な資料や情報の流れを、分析、設計、および管理するために使用されるリーン製造技術です。非常に長いストリームの場合、ストリームの一部のみを分析することも可能です。非常に長いストリームの場合、ストリームの一部のみを分析することも可能です。排除廃棄物に加えて、バリューストリームマッピングは、コミュニケーションを向上させ、ファンクショナルチームサイロ間の障壁を破壊し、リーダーシップ・チーム内のアライメントを作成することができます。

ワークショップでは、私たちは小さなチームになり、一般的な業務プロセスをマッピングした後、ムダ、ムリ、ムラの形で無駄を決定するために分析しました。その後、無駄を排除し、より合理化し、効率的なプロセスの為の計画を考えました。

From Now On ...

アジャイルジャパンに参加し、とてもインスパイアされました。アイデアを同士の実践者に会い、共有することは非常に有益でした。今後も意欲的に、新しい技術と学んだものを使用し、Mitsue-Links 2.0の実装をサポートしてきたいと思います。

完全なプログラムは、Agile Japan 2016のWebサイトにあります。