Smart Communication Design Company
ホーム > ナレッジ > Blog > RPA Blog > 2018年9月 > ロボットに愛着が持てる名前を付けたほうが良い理由

RPA Blog

RPA(ロボティック プロセス オートメーション)にまつわる国内外の最新情報をお伝えすると共に、自動化推進に役立つ話題や社内の導入事例などについてご紹介します。
ミツエーリンクスでは「Webサイト運用RPA導入支援」サービスを提供しています。Webサイト運用におけるロボット化にご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

ロボットに愛着が持てる名前を付けたほうが良い理由

株式会社ミツエーBPOコンサル 取締役 山下

RPAを導入するとき、多くの場合、ロボットが動くPCにRPAのソフトウェアをインストールし、そのPCをオフィスの中に設置することになるでしょう。今日は、そのPCをどう呼ぶかという割とどうでもいいようで、実は大事な話です。

1.ロボットは自分の仕事を手伝ってくれる優秀なアシスタント

人間が行っている仕事の多くは判断が含まれます。ゆえに、「ロボットには判断ができないので自分の業務はロボットには代替できない。」とあきらめてしまっている人がとても多いと思います。でも、そのような業務を詳しくヒアリングしていくと、確かにその人でなければ判断がつかない部分はありますが、7~8割は判断基準が明確で、頭の中で機械的に処理しているということがよくあります。

もし、その業務のうち、7~8割を自分の代わりにロボットが処理してくれたら随分と時間の使い方が変わってくると思いませんか。

業務を丸ごとロボット化できないかと考えるのではなく、一連の業務の中で自分でなくてもよい部分はないかと発想してみると、意外とロボット化できる業務はあるはずです。「ベテランではないが、言われたことはしっかりとこなせる新人アシスタント」がチームに配属され、仕事をお願いするとしたら...と想像してみてください。そうしたほうが、ロボットにさせたい業務は何ですか?と聞かれるよりもイメージがつくのではないでしょうか。

2.意外? ロボットは現場配属当初、ミスをしてすぐに止まります

ロボットは開発環境ではうまく動いても、実際に現場で使い始めると、インストールしてあるPCのスペックや想定外のダイアログボックスの出現によって動きを止めることが結構あります。そこで「そんな不完全なものは業務に使えない」と切り捨ててしまうのは簡単ですが、ちょっと待ってください。

新入社員が配属されて、配属初日から100点満点の仕事ができているケースはどのくらいあるでしょう。

資質の高い人材であっても、配属初日から大活躍できるほうがレアケースではないでしょうか。多くの場合、新入社員が仕事の進め方や人間関係など職場環境に慣れるまで一定期間待つと思います。

ロボットに対しても配属初日から100点の仕事を期待するのではなく、しばらくは止まったら止まった原因に応じた対処をロボットに教えてあげるというフェーズを設けてあげてください。「今日は調子が悪いね」「ご機嫌斜めね」ぐらいの寛容な気持ちでいたほうが精神衛生上よいと思います。

とはいえ、いつまでもその調子ではいけませんが。

3.ロボットを擬人化したほうが良い理由

上記の1と2で書いたように、RPAのロボットは一般的なロボットのイメージよりも完成度が低い(走らせながら完成度を上げていく)ものだということ、新人アシスタントに引継ぎを考えるように業務を整理するほうがよいということがあります。

そして最後に、これが一番大切ですが、RPAという技術は、人間の仕事を奪うという性質のものではなく、人間がより人間にしかできない業務に集中できるように人に寄り添う技術なのだということを強調する必要があるからです。ゆえに、無機質な名称を付けるよりは、皆が愛着を持てる名前にして、従業員から「〇〇ちゃん」と呼ばれるぐらいがちょうどよいのです。