セミナー開催レポート

ミツエーリンクスでは、各種サービスに精通した当社スタッフが講師をつとめ、時には外部講師をお招きし、セミナーを開催しています。開催したセミナーの様子は、当Blogにてご紹介しています。

参加者募集中のセミナーは開催予定セミナーの一覧よりご確認いただけます。ご参加をお待ちしています。

SEO対策だけでよい?コンバージョン獲得のポイント解説(2023年11月7日開催)

2023年11月7日、「SEO対策だけでよい?コンバージョン獲得のポイント解説」をオンラインで開催しました。

SEOで検索流入を増やしただけでは、コンバージョン(CV)を増やす施策としては不十分です。流入を増やしつつCV数も増やすには、ポイントを知っておく必要があります。本セミナーでは、流入はあるのにCVが増えない理由と、その解決方法について解説しました。





田村の講演の様子

はじめに、2023年6月8日に開催した「検索流入を大きく増やすためのSEOセミナー」の内容をおさらい。その後、検索流入が増えたのにCVが増えない理由として、CVにつながらない人ばかりをサイトに集めていることや、メインコンテンツの中に導線を確保できていないことなどをとりあげました。CVを増やすためには、検索ボリュームだけを見るのではなく、CVにつながる人を集めることが重要であるとし、そのための方法として、マイクロコピーや分析ツールの活用などを紹介しました。

マーケター 田村からのコメント

この度はセミナーへのご参加、誠にありがとうございました。

過去に何回かSEOに特化したセミナーを行ってきましたが、今回はSEOについても触れながら、サイトに訪れるユーザーに対してどのようなアプローチを行えば、よりコンバージョンを獲得できるかに焦点をあてたセミナーでした。

頂いたアンケートでは「すぐできる施策があったので早速試してみたい」「わかりやすかった」というポジティブな意見が多く大変うれしく思います。
また、セミナーのスライド動画に関してですが音声が聞き取りにくかった場面があったこと、この場を借りておわび申し上げます。今後の課題とさせていただきます。

Webサイトでコンバージョンをより多く獲得するためには、SEOなどの流入強化施策と、サイト内でUXを意識した施策が必要不可欠です。Webの構築や運用で課題を少しでもお持ちであれば、まずはお気軽に、ミツエーリンクスにご相談くださいませ。

アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)

  • CVが増えない理由と対策を、具体例をあげながら説明してくださりわかりやすかったです。ご紹介いただいたマイクロコピーは、早速試してみたいと思いました。
  • 自社サービス紹介のターンが少なく、セミナー主題をきちんと説明いただけたところが良かったです。略称や用語の解説にも対応していてどのレベルの人にでもわかりやすくしているのも良かったです。

ブランディング&ガバナンス強化のためのデザインマネジメント(2023年10月24日開催)

2023年10月24日、「ブランディング&ガバナンス強化のためのデザインマネジメント」をオンラインで開催しました。

デザインツールやワークフローの進化により、デザインガイドラインやデザインシステムを活用する取り組みが多く見られるようになりました。本セミナーでは、この2つに共通するデザインマネジメントという機能に着目し、解説しました。

木達の講演の様子

はじめに、デザインマネジメントとは、デザイン資源を活用し、デザイン目標を達成する取り組みであると紹介。必要性と期待される効果を説明し、その1つにブランディングへの貢献をあげました。デザインマネジメントのポイントは、小さく生んで大きく育てることであると訴え、成功体験を積みながら徐々にデザインマネジメントを拡充することが大切であると話しました。また、継続的な改善や社内への教育も重要であるとし、作ったら終わりにしないことが重要であると強調しました。

エグゼクティブ・フェロー 木達からのコメント

セミナーへのご参加、誠にありがとうございました。

本セミナーでは、これまで異なるセミナーを通じ別個に取り扱ってきた、デザインガイドラインとデザインシステムという2つの話題につき、「デザインマネジメント」という言葉を用いて一元的に解説することに挑戦しました。

これまで「デザインマネジメント」は、主にデザインの力を経営や事業活動に活かすといった定義や意味合いで流通してきたように思います。本セミナーに固有の定義として、それが「デザイン資源を活用し、デザイン目標を達成する取り組み」と言い切るところから、当日はお話をスタートしました。

幸い、アンケートの結果を拝見しましたところ、おおむねご好評をいただけたようで、胸をなで下ろしています。特に「ブランディングの全体像がつかめて良かった」「他の業務にも活かせる内容でした」といったご感想をいただき、大変ありがたく思います。

セミナーの最後で触れましたが、私は常々、当社のような制作会社の存在自体、ある意味「デザインシステム」そのものであると感じています。その点は別途、コラムを通じて補足できればと思います。

アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)

  • デザインマネジメントについての重要なポイントと、どこからはじめるのか、具体例の提示があってわかりやすかったです。
  • 言葉からビジュアル面に印象が強かったですが、意識を改められました。「小さく産んで大きく育てる」のメッセージを胸により良い方向へ進めていきたいです。
  • ちょうどガイドラインの整備が必要だという話を社内でしていたところでしたので、必要な理由、どのように整備していけば良いかなど、大変参考になりました。また最近よく聞くデザインシステムについても理解が深まりました。

Adobe Experience Manager(AEM)基本のキ(2023年10月18日開催)

2023年10月18日、「Adobe Experience Manager(AEM)基本のキ」をオンラインで開催しました。

今回、アドビ株式会社 デジタルエクスペリエンス事業本部 パートナーセールス シニアマネージャ 今井 徹 氏と、DX ソリューション コンサルティング部 シニアソリューションコンサルタントの今井 裕志 氏のお二人をお招きし、AEMの基本についてご説明いただきました。

今井 裕志 氏の講演の様子

はじめに、AEMの概要について解説。Assets、Sites、Forms、Screensの4つの分類があり、主にAssets(画像やPDFなどを管理する仕組み)とSites(Webコンテンツを管理する仕組み)が主軸であると話しました。Assetsは、必要なデータを中央に統合して管理するもので、効率化やガバナンス強化を期待できると紹介。Sitesについては、毎月の機能バージョンアップなど、常に最新でセキュアなCMS環境を整えているほか、ヘッドレス、ヘッドフルにも対応できるハイブリッドなCMSであると強調しました。またヘッドレス、ヘッドフル、Edge Delivery Serviceの3つの編集方法があるとし、それぞれの特長について説明。セミナーの最後には、当社エグゼクティブ・フェロー 木達とトークセッションを行いました。

エグゼクティブ・フェロー 木達からのコメント

ニュースリリース「Adobe Experience Manager as a Cloud Serviceの提供を開始」を発行したのは、昨年12月14日のこと。しかしながら、セミナーを通じAdobe Experience Managerの特長をご紹介する機会のないまま、1年近くが経過してしまっておりました。

このたび、アドビ株式会社さまに多大なご協力をいただき、ようやくその機会を設けることができました。ご参加いただいた皆さま、またご登壇いただいたアドビの皆さまに、深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

限られた時間のなかで、Adobe Experience Managerのすべてをご紹介することは、そもそも困難です。今回は「基本のキ」と題し、Web担当者の皆さまが特に気にされるであろうポイントにフォーカスしてご紹介いただき、私自身とても勉強になりました。

また機会を改めて、Adobe Experience Managerの詳細や魅力をお伝えできればと思っております。もし、「こういうデモが見たい」「この機能について詳しく聞かせてほしい」といったご要望がございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

アドビ株式会社 今井 徹 氏、今井 裕志 氏からのコメント

アドビはクリエイティブの制作を担うCreative Cloud、ドキュメントプロセスをサポートするDocument Cloudと並びコンテンツサプライチェーンとデジタル上での顧客体験の最適化を実現するためのプラットフォームであるAdobe Experience Cloudを提供しており、多くのお客さまの成功に伴走してまいりました。

本ウェビナーは「Adobe Experience Manager 基本のキ」と題しましてAdobe Experience Cloudの中核ソリューションであるAdobe Experience Managerの概要を俯瞰的にご説明しつつ、いくつかのポイントについては詳細に触れる形でご紹介しました。エンタープライズCMS領域におけるリーダーとして第三者評価をいただくAdobe Experience Managerにおける標準でセキュアかつ網羅的な機能性や、属人化を防止するノーコードで直感的な編集性、高度なグローバルサイトの展開性など、製品の特徴を感じていただけるものと存じます。

また、常に先進的なテクノロジーを提供するAdobe Experience Managerでは従来の概念を覆す全く新しいコンテンツ体験を創造する取り組みを開始しており、これについてもセッション内で触れさせていただきました。CMSに依存しない編集性と高いページパフォーマンスによるSEOの最適化を実現するものであり、多くのコンテンツ運用に悩みを持つお客さまにお役立ていただけるものと存じます。

アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)

  • 何でもできるなんだかすごそうだけど使いこなすのが難しいツールというイメージが、わからないままでもなんでも使えそう、という印象に変わりました。大変わかりやすかったです。
  • ざっくりとした概要の把握ができました。ありがとうございました。
  • デモ画面が投影されたので、使用感のイメージがつきやすかったです。

Drupal / Acquia Cloud Platformが選ばれるワケ(2023年10月4日開催)

2023年10月4日、「Drupal / Acquia Cloud Platformが選ばれるワケ」をオンラインで開催しました。

今回は、 アクイアジャパン合同会社 リードソリューションエンジニアの岸 俊兵 氏をお招きし、DrupalならびにAcquia Cloud Platformの特長についてご紹介いただきました。

岸 氏の講演の様子

はじめに、Acquia社はDrupalの専門的なWebホスティングとサービス提供企業であり、Drupalの共同設立者であるDries Buytaert氏によって設立されたことを紹介しました。次に、Drupalが選ばれる理由6つを解説。オープンソースのため企業にとって費用対効果が高いことや、多数の連携機能が備わっていることなどを上げました。Acquia Cloud Platformが選ばれる理由については、マネージドサービスを1つの例として取り上げ、サービス導入まで一気通貫したサービスを提供できると強調しました。最後に、Acquia CMSのデモンストレーションを実施し、コンテンツ作成からサイト訪問者の分析方法まで、実際の画面を表示しながら説明しました。デモンストレーション終了後は、当社エグゼクティブ・フェロー 木達とトークセッションを行い、セミナーを終了しました。

エグゼクティブ・フェロー 木達からのコメント

昨年末にAcquia Cloud Platformへの移行支援によるDrupalの提供を強化する旨を発表したものの、DrupalやAcquia Cloud Platformについてしっかりご紹介することができずにおりましたので、まず本セミナーを無事に開催できたことを大変うれしく思っております。ご参加いただいた皆さま、またご協力いただいたアクイアジャパンの皆さまに、深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

また当日は私の段取りが悪く、質疑応答の時間中すべてのご質問にお答えできなかったことを、お詫びいたします。開催後のアンケートでお寄せいただいたものを含め、いただいたご質問にはすべて個別にアクイアジャパンさまにご対応いただいておりますが、何卒ご容赦願えればと思います。

アクイアジャパンさまにご協力をいただいたセミナー企画の初回ということで、今回は「選ばれるワケ」と題しDrupalおよびAcquia Cloud Platformの基本的な特長や機能について浅く・広くご紹介させていただきました。またの機会に、今度は特定の特長・機能についてより詳しく、もっと掘り下げてご紹介するセミナーを開催できればと思います。

アクイアジャパン合同会社 リードソリューションエンジニア 岸 氏からのコメント

「Drupal / Acquia Cloud Platformが選ばれるワケ」では、DrupalとAcquia Cloud Platformの主要な機能と利点について詳しく紹介しました。Drupalはマーケターにとって使いやすく、柔軟性と拡張性に優れたコンテンツ管理システム(CMS)で、デジタルエクスペリエンスを向上したいと考えている多くの企業や組織に採用されています。Acquia Cloud Platformは、Drupalのパワフルな機能を最大限に活かすためのクラウドベースのホスティングソリューションで、安全性やパフォーマンスを高め、開発と運用を効率化する機能を提供しており、ビジネスのデジタルトランスフォーメーションを加速させる強力なデジタル基盤として第三者評価機関からも高い評価を得ています。

本ウェビナーでは、企業がDrupalとAcquia Cloud Platformを選ぶ理由について具体的な事例を交えて紹介させていただきました。これらのソリューションを採用することで、企業はスムーズで迅速なデジタルコンテンツの管理とデリバリーを実現し、ユーザーにとって魅力的なオンライン体験を提供できます。このウェビナーを通じて、DrupalとAcquia Cloud Platformの組み合わせが、どのように企業のデジタル戦略を成功に導くのかというインサイトを得ていただけていれば幸いです。

アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)

  • DrupalについてはオープンソースのCMSくらいの知識しかなかったが、どのようなメリットがあるのかよく理解することができました。Acquia社のサービスも魅力的でした。
  • DrupalとAcquiaの関係からはじまり、Drupalで実現できることを詳細に教えていただき大変勉強になりました。
  • Acquia Cloud Platformで提供されている機能概要がよくわかりました。Drupal のセキュリティーの高さや外部評価の高さもわかってよかったです。

画像の代替テキストを考えよう(2023年9月12日開催)

2023年9月12日、「画像の代替テキストを考えよう」をオンラインで開催しました。

Webアクセシビリティの基本として語られることの多い、画像の代替テキスト。何らかの理由で画像を見ることができない、ダウンロードできない状況下において、代替テキストは重要な役割を果たします。本セミナーでは、当社エグゼクティブ・フェローの木達より、画像の代替テキストの重要性やその考え方を解説しました。

本セミナーは2022年8月に開催した同名セミナーの内容をアップデートする形で実施しました。内容についての詳細は「画像の代替テキストを考えよう(2022年8月24日開催)開催レポート」をご参照ください。

木達の講演の様子

エグゼクティブ・フェロー 木達からのコメント

セミナーへのご参加、誠にありがとうございました。約1年ぶりに再演した本セミナー、企画・講演した立場でありながらテーマ的にはニッチであると思っているのですが、毎回多くの方にご参加をいただき、嬉しい限りです。

以下、アンケートでお寄せいただいたコメントに、この場をお借りして「返信」させていただきます。

altテキストは空欄でも良いということですが、altタグの記載がないとどのような不具合があるか教えてください。

ご質問にお答えするまえに、まず「altタグ」という言葉について、コメントさせていただきたく思います。英語圏でも同様の言い回しが使われているケースを稀に見かけるのですが、HTMLの仕様上、「altタグ」は存在しません。正しくは「alt属性」となります。

alt属性が記述されていない場合、その画像の意図や目的が一切ユーザーに伝わらない可能性が高まる、というのが想定される不具合です。純粋に装飾が目的などの場合においてalt属性値、すなわち代替テキストを空に指定しますが、そもそもalt属性が存在しませんと、装飾目的の画像かユーザーには判断できません。

少々細かいご質問となりますが(リンク先の情報を含んだ)リンクの文字画像に代替テキストを追加する場合、どういったテキストを記載すればよろしいでしょうか。
ディシジョンツリーも参考にしているのですが判断が悩ましく、簡潔にリンク先のページタイトルを書くか、詳しく画像の文字情報を記載するか、こういった際の判断について参考になる情報がもしございましたらご教示いただけますと幸いです。

セミナーでご説明差し上げたように、どのような代替テキストがふさわしいかは、画像のみならず、その直前・直後やページ全体の文脈も踏まえて考える必要があります。ですので、上記のご質問につきましても、残念ながら一義的に「このように書けばよい」ということを回答差し上げることは困難です。

もしよろしければ、別途メール等でご連絡いただき、具体的にお悩みのページのURLなり箇所をお知らせいただければ、個別に回答差し上げることは(ボリューム次第でもありますが)可能ですので、ご検討ください。

ALTのつけ方で、ミツエーリンクスさんのWebサイト以外で、参考になるというサイトがありますでしょうか?(他社のサイトを見ても、ページによって制作会社さんが違ったりして、各企業サイト内でもばらつきがあったり、どれが正解なのか悩んでしまいます)

セミナーでご説明差し上げたように、代替テキストに絶対唯一の「正解」は存在しないと私は認識しています。客観的に不適切な代替テキストであると判断できるケースも中にはありますが、代替テキストを書いたご本人に意図を確認できない限り、その代替テキストが適切かどうか判断できないケースもあります。

従い、お答えとしましては残念ながら、参考になるサイトをご紹介することは控えさせていただければと思います。

ALTをつけるかemptyにするか迷うような画像の場合、emptyでもよいでしょうか?

セミナーでご説明差し上げたように、alt Decision Treeに従って検討を進めた結果、なお迷うようであれば、電話で他の誰かにページの内容を伝える状況を想像して考える方法でご検討ください。一義的に「迷ったら空」という方針は、私は推奨しません。

途中から視聴したので最初に説明が済んでいたら申し訳ないのですが。altをカラにしたい場合、記述は alt だけでいいのか、alt="" かどちら?同じ意味でしょうか。alt だけが良いという場合、ソースを開いて手動で消さないといけないのでそこを知りたいです。

alt=""altは、どちらも同じ扱いです。必ずしも、どちらかに揃えなければいけないですとか、そういったことはございません。

アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)

  • 放置されがちなaltについて改めて考えるきっかけになり、社内でも共有したいと思います。
  • 今まで何となく入力していた代替テキストについて、判断ができるようになりました。組織図や地図の事例はとても分かりやすく参考になりました。
  • 具体例を挙げながら説明していただけたので分かりやすかったです。

Web担当者のためのHTML再入門(2023年8月24日開催)

2023年8月24日、「Web担当者のためのHTML再入門」をオンラインで開催しました。

Web担当者であれば、どのような種類のタグが存在するかなど一定のHTMLの知識を持つことが求められます。しかし、日常的にHTMLを読み書きする必要がなければ、理解を深めることや、知識をアップデートする機会は少ないのではないでしょうか。本セミナーでは、そんな企業のWeb担当者さまに向けて、HTML再入門セミナーを開催しました。

木達の講演の様子

はじめに、Webが生まれるまでの歴史を説明したのち、Webを構成する3つの技術(URL、HTTP、HTML)を紹介。「意味や構造を与えることでデータは情報になる」とし、HTMLを学ぶことの意義について解説しました。次に、html要素やhead要素など、Web担当者なら覚えておきたい注目の要素をピックアップして紹介。最後に、コンテンツとアクセシビリティAPIを橋渡しする仕様である、WAI-ARIA(WAI:Web Accessibility Initiative、ARIA:Accessible Rich Internet Applications)に言及。誕生した背景や注意点を解説し、セミナーを終了しました。

エグゼクティブ・フェロー 木達からのコメント

7月26日に開催したセミナー「改正障害者差別解消法とWebアクセシビリティ」では、史上最多人数の方にお申し込みをいただいたのですが、実は本セミナーにはさらにそれを上回る人数の方からお申し込みをいただきました。セミナーへのご参加、誠にありがとうございました。

また結果として、質疑応答の時間にはお答えしきれないほど多くのご質問をいただき、ありがとうございました。時間内にお答えできなかった、ないしアンケートを通じてお寄せいただいたご質問につきましては、フロントエンドBlogの記事『セミナー「Web担当者のためのHTML再入門」でお寄せいただいたご質問への回答』で回答させていただきましたので、ぜひご覧ください。

アンケートでいただいたご意見・ご感想はすべて拝見させていただきましたが、おおむねご好評をいただき、大変ありがたく思います。その一方で「足早なイメージでした」「内容が駆け足だった」といったご指摘もいただきました。もともと、あるお客さまに向け2日間にわたり計3時間の社内研修としてご提供した内容を圧縮したセミナーだったのですけど、やや無理があったかもしれません。

とはいえ特定の技術、HTMLにフォーカスしたテーマのセミナーであっても、Web担当者の皆さまには一定のニーズがあることを確認できたのは、個人的に大きな収穫でありました。仮に再演するとすれば、途中休憩を挟むことを前提に2時間まで枠を広げ、ご紹介するHTML要素の種類を増やしたり、具体的な事例を増やしたりしようかと、検討し始めております。またの機会にぜひ、社内研修代わりにでもご活用いただけたら幸いです。

アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)

  • 本当に初心者としてセミナーを受講いたしましたが、知識がない状態でも理解できるわかりやすさで非常にありがたかったです。Webの歴史も非常に興味深く面白かったです。
  • Webの歴史は教養としても面白かったです。HTMLのルールの変更点を知らずにおりましたので、今後のコンテンツ制作に生かしていけそうです。
  • HTMLの導入から始まり、昨今の業界のトレンドまで、一連のスムーズな説明が大変わかりやすかったです。

改正障害者差別解消法とWebアクセシビリティ(2023年7月26日開催)

2023年7月26日、「改正障害者差別解消法とWebアクセシビリティ」をオンラインで開催しました。

障害を理由とする差別解消の推進に関する法律「障害者差別解消法」の改正法が、2024年4月に施行されます。本セミナーでは、改正障害者差別解消法を正しく理解し、またその施行に備えていただくために、当社エグゼクティブ・フェロー 木達から、その内容を詳しく解説しました。

木達の講演の様子

はじめに、2016年に施行された障害者差別解消法について紹介。3つのポイント(障害を理由とする不当な差別的扱いの禁止、合理的配慮の提供、環境の整備)について言及しました。また、2024年4月1日に改正法が施行されると説明。今まで事業者の努力義務だった合理的配慮の提供が法的義務に変わるなど、改正内容や注意点について話しました。最後に、改正法で義務化されずとも、継続的なWebアクセシビリティ向上に着手していきましょうと訴え、セミナーを終了しました。

エグゼクティブ・フェロー 木達からのコメント

セミナーへのご参加、誠にありがとうございました。事務局によりますと、2004年から開催してきた当社のセミナー史上、最大多数のご参加をいただけたとのこと。企画ならびに講師を担当した立場として本当にうれしく思いますし、同時に対面形式ではなくオンライン形式の開催で良かった......とつくづく思いました。

当日は、質疑の時間が不足するほど多くのご質問をいただきましたため、セミナーの翌日、アクセシビリティBlogに『セミナー「改正障害者差別解消法とWebアクセシビリティ」でお寄せいただいたご質問への回答』という記事を公開しています。ぜひご覧ください。

本セミナーを通じ、Web担当者の皆さまにお伝えしたかったのは、Webアクセシビリティの向上が改正法によって義務化されるわけではない、という点です。だからといってWebアクセシビリティについて何もしなくて良いというお話では決してないのですが、拙速な判断を避けるためにも、改正法を正しくご理解いただければと思います。

既にWebアクセシビリティに取り組んでいる方も、これからという方も、来年4月1日の改正法施行に向け、それぞれにアクセシビリティ向上「しなきゃ」から「したい」へマインドシフトしていきましょう。そしてまた、アクセシビリティ ソリューションをぜひご覧いただいて、皆さまの取り組みのご支援を当社までご依頼いただけましたら幸いです。

アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)

  • 改正障害者差別解消法の対応に取り組んでいる企業が抱くであろう懸念に対して、具体例を交えて解決方法を説明いただき大変勉強になりました。
  • 改正障害者差別解消法についてとWebサイトで何をすべきかという点がわかりやすかったです。また、QAがリアルで良かったです。悩まれていることは皆さん同じだなと思いました。
  • 参考サイトの紹介・施行法のポイントについて、詳細でわかりやすい説明が多く良かったです。

2023年7月26日開催「改正障害者差別解消法とWebアクセシビリティ」セミナーダイジェスト動画