2021年のWebデザイントレンド 解説セミナー(2021年1月15日開催)

2021年1月15日、「2021年のWebデザイントレンド 解説セミナー」を開催しました。今年はオンライン開催のため、毎年2時間だった開催時間を1時間に凝縮し、講師も2人から1人体制でお届けしました。

今なおコロナ禍が続くいっぽうで、Webの重要性は高まり続けています。新規にWebサイトを構築、またはリニューアルをお考えのWeb担当者様の中には、トレンドを積極的に取り入れ、より良いサイトを作りたいと考えている方も多いのではないしょうか。

今年で7年目の開催となる本セミナーでは、当社取締役(CTO)木達より、主にビジュアルデザインやフロントエンド周辺の、注目すべきポイントや最新トレンドを紹介しました。

木達の講演の様子

はじめに、英語圏におけるWebデザイントレンドTOP5を紹介。2020年のトレンドが引き続き今年も流行しているとしながら、低照度の環境で目に優しく見やすいデザインである「ダークテーマ / ダークモード」のほか、余分なデザイン要素をそぎ落としたデザイン「ミニマリズム」などを取り上げました。2021年のトレンド予測においては、Internet Explorer 11のサポート終了やWCAG 2.2の勧告について言及。さらに、企業の経営と社会課題(地球温暖化など)の関係性について紹介し、WebデザインにおいてのSDGs(Sustainable Development Goals)の取り組みが年々加速していると話しました。


取締役(CTO)木達からのコメント

少し日がたってしまいましたが、2021年最初の当社主催セミナーへのご参加、誠にありがとうございました。また途中、喉が枯れ気味になってしまい、大変お聞き苦しい場面があったことをおわびいたします。申し訳ございませんでした。

近年のWebデザイン、とりわけビジュアルデザインにおいて急進的な変化は見られず、おおむね漸進的であることから、既にどこかで見た・聞いた内容が多い......という感想をお持ちの方も中にはいらしたと思います。しかしありがたいことに、アンケートでは大変ご好評をいただき、「説明はわかりやすかったですか?」という設問ではすべての方が「良い」または「大変良い」を選択されました。

いっぽう、「前回までと比べ時間が短くいため、もう少し内容を詳しく知りたかった」「2時間でお話をうかがいたかった」「できればもう少し早い時間に催してほしい」「資料内にもう少し情報を入れていただけたらよかった」「事例に関する説明を増やしていただきたい」といったご意見をいただきました。これらにつきましては新年度、4月以降のセミナー企画の参考とさせていただきます。ありがとうございます。

最後に、アンケートを通じて寄せられた質問につき、この場をお借りして回答させていただきます。

訴訟社会のアメリカでは、その重要性が叫ばれ、Web上でのポリシー発信から種々のアクションが取られているものの、日本では重要だという認識はあるものの、費用対効果の観点から優先順位が下がりがちとなる。この乗り越え方の例、みたいなものがあれば教えていただきたい。

上記はWebアクセシビリティについてのご質問です。乗り越え方は基本、ケース・バイ・ケースでありますが、法令順守のみならずSEOに通ずるメリットを訴求するとか、アクセシビリティを高めることでコンバージョンの潜在的な取りこぼしを減らすことこそ費用対効果の最大化につながる......といった説明で、経営層の理解を得ることが可能だと思います。

特に企業であれば大抵の場合、アクセシビリティに取り組むことがビジネスにとって合理的と考えられる企業理念やビジョンを掲げていらっしゃいます。それに加えて、Webが今や誰もが利用できて当然のインフラ、社会の公器と言って良い存在となった事実を組み合わせれば、おのずと優先度は上げることができるのではないでしょうか。

IE11からEdgeへの促しに関しては関心があります。インストールを促すこともできるのでしょうか?

上記はセミナー中にご紹介した、IEからEdgeへのアクセス転送に関するご質問です。転送という対応そのものが、IE以外の(よりモダンな)ブラウザーの利用なり「乗り換え」を推奨する行為と私は捉えていますから、IEからEdgeへの転送そのものが他のブラウザーのインストールを促していると言えると思います。

もちろん、上記の転送のほかに、UA判別を行ったうえでIEユーザーのみに向け特定のメッセージを表示させるといった対応は可能かと思います。そのメッセージのなかで、モダンブラウザーのインストールを促すのはいかがでしょうか。

トップページのデザインが変更されましたが長年同じものを活用していたのに変更したのはどうしてでしょうか。また、今回のデザインはどのようにして作成されたのでしょうか。

上記、当社サイトのリニューアルについてのご質問です。リニューアル前の当社コーポレートサイトの公開は2012年でしたので、それからデバイスの多様化やパソコンモニターの大型化などが進んだこともあり、現在のデザイントレンドにあわせたい、との思いからリニューアルがはじまりました。

情報設計に変更は行わない予定ではあったものの、改めて当社Webサイトにアクセスしてくださる皆さまが何を求めて来られるのか、当社が皆さまに何をより強くお伝えしたいのかを考えながらUIを考え、現在のデザインとなりました。

リニューアル前のサイトからの、レスポンシブWebデザイン対応、アクセシビリティ対応、高い表示パフォーマンス性は維持しつつ、ダークモードへの対応や、フォントの種類・フォントサイズの変更、更新情報へのサムネイル画像の採用などを実施しています。


アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)

  • 今後のデザイントレンドに関して、新しい知見を得ることができ、とても有益な情報をいただけました。
  • 毎年楽しみにしております。事業会社にいると、Webのトレンド情報をつかめなくなるので、このような機会をいつも用意していただき大変ありがたいです。
  • 特に英語圏でのトレンドについては、わかりやすくポイントを説明いただけて大変参考になりました。2021年のトレンド予測ともあわせて、具体的な参考サイトもありイメージしやすかったです。

参加者募集中のセミナーは開催予定セミナーの一覧よりご確認いただけます。ご参加をお待ちしています。