サステナブルWebデザイン 解説セミナー(2021年5月12日開催)

2021年5月12日、「サステナブルWebデザイン 解説セミナー」をオンラインで開催しました。

近年、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みが企業のあいだで活発化してきています。そして電力を必要とするWebもこの取り組みと無縁ではありません。これからの時代、消費電力を抑え脱炭素化に貢献する「サステナブルWebデザイン」と呼ばれるアプローチが、求められていくでしょう。

本セミナーでは、当社の「サステナブルWebデザイン ソリューション」を中心に、SDGsやCSRに取り組む企業の広報・IR担当者、Web担当者の皆さまに向けて、サステナブルWebデザインの意義を紹介しました。

木達の講演の様子

はじめに、SDGsの概要と世界の情勢について解説。企業の経営は、今後ますます社会課題の解決と表裏一体化するとし、本業を通じてSDGsに取り組む動きが加速していくと訴えました。また、サステナブルWebデザインと定義する4つの要素(ファインダビリティ・アクセシビリティ・表示パフォーマンス・UX)を紹介し、各要素について説明。無料で診断が行えるWebツールの紹介も行いました。

最後に、「これからのWebサイトは三方良し(企業に良し、ユーザーに良し、社会に良し)を目指すべきである」とし、「三方良しの実現手段としてサステナブルWebデザインは有効である」と強調してセミナーを終えました。


取締役(CTO)木達からのコメント

改めてセミナーへのご参加、ありがとうございました。冒頭で申し上げたように、「サステナブルWebデザイン」をメインテーマに取り上げたセミナーというのは、日本初だったのではないかと思います。少なくとも私の知る限り、SDGsとWebデザインの双方を取り上げるセミナーは、他にあまり類を見ません。

初めての試みであっただけに、講師としては不安も大きく......参加者の皆さまのご期待に応えられるだろうか、求められるコンテンツを提供できるだろうかと、直前まで悩み続けました。結果的には、アンケートの「講師の説明はわかりやすかったですか?」「資料はわかりやすかったですか?」いずれにおいても、「大変良い」という評価を多数いただけました。

その一方で、「最初の30分がサステナビリティの説明や重要性説明に割かれてしまったのは残念」とのご意見をいただきました。SDGsやCSRに取り組む企業の広報・IR担当者、Web担当者の方を対象としていた以上、ご指摘の通り、そこまで長い時間を割く必要はなかったかもしれません。その点は、再演を検討することが将来あれば、反映させたいと思います。

以下、アンケートでお寄せいただいたご意見、ご質問にお答えします。

非ウェブの活動(具体的には、例えば対面による従来型の営業など)も含めた、トータルな評価がないと、サステナブルWebデザインへの共感は得られにくいのではないでしょうか?それがないと、SSLにしろマルチデバイスにしろ、コスト増としか受け止められないので。

おっしゃる通りで、Webサイト運用だけを通じてCSRなりSDGsに取り組む(そしてまた取り組みを評価する)のは、あり得ないと思います。基本的には企業活動全体、とりわけ本業を通じて取り組めてこそ、その広報やPRにおいても同様にCSR/SDGsに取り組む意義があると私は思います。

Lighthouseのperformanceスコア70を最低ラインにされていらっしゃるということですが、表示速度を上げていくために、貴社サイトで今後、jpgやpngなどをJPEG 2000、JPEG XR、WebPに切り替えていくご予定等はございますか。

当社の基準である「Performanceスコア70を最低ライン」の計測には社内の専用システムを用いています。また、Lighthouseのスコアはインターネットへの接続状況や、実行環境(CPUのスペックなど)の影響を受けます。従い、どの実行環境でも常に同じスコアが算出されるとは限らない点に、ご注意いただく必要があります。

それはそれとして、当社サイトの表示パフォーマンスについては引き続き改善に取り組んでまいりますが、画像フォーマットの切り替えについては、当面は考えておりません。挙げていただいた中では、WebPが最も幅広い閲覧環境に対応しやすい画像フォーマットであり、局所的には既に採用しています。

アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)

  • セミナー受講前はWebサイトを通じたサステナビリティへの貢献がなかなかイメージできなかったが、今回のセミナーを受講したことでクリアになりました。
  • Webデザインの具体的な取り組みや参照すべきサイトをご教示いただけた点がよかったです。
  • 「サステナブル」という新たな視点での考察が必要と知ることができ、よい機会となりました。