【リアル開催】2026年のWebデザイントレンド解説セミナー(12月18日開催)
Webデザインの変化やトレンドについて紹介するセミナーを、2015年よりほぼ毎年開催してきました。本セミナーはその2026年版です。今回は、2020年以来5年ぶりとなる当社セミナールームでのリアル開催を実施しました。企業のWeb担当者や、サイトリニューアル・新規構築を検討されている方を対象に、エンジニア編とデザイナー編に分けて、Webを取り巻く最新動向とデザインのヒントをご紹介しました。
前編では、エンジニア編としてエグゼクティブ・フェロー 木達から、以下の5つのテーマで最新動向が紹介されました。
- WCAG 2.2のISO規格化とJIS X 8341-3の改正
- スマホ法の施行で広がる「選択」の自由
- Webプラットフォームの進化とフレームワーク採用の是非
- AIブラウザへの期待と懸念
- 危機に瀕する?オープンWeb

木達の講演の様子
後編ではデザイナー編として、アートディレクターでフェローの遠藤から、以下の3つのテーマでこれからのWebに求められる考え方やデザインのヒントが紹介されました。
- 表現の多様化とエモーショナル化の背景にあるもの
- 生成AIがユーザーに及ぼす影響と、求められるWebサイトのありかた
- 感情に働きかける表現

遠藤の講演の様子
講師コメント
エクゼクティブ・フェロー 木達
セミナー冒頭で申し上げたとおり、実に5年ぶりとなったリアル開催でのセミナーにご参加いただき(コラム「リアル開催セミナーの再開」参照)、誠にありがとうございました。ご足労をお願いしただけに、皆様にご満足・ご納得いただけるコンテンツをお届けできるか、開催前は不安に感じていたのですが、アンケートの結果を見て胸を撫で下ろしています。
前半のエンジニア編では、ブラウザについての話題を多く扱いましたが、AI技術の隆盛を踏まえ、Webとエンドユーザーの主要な接点たるブラウザの動向には私自身、いっそう注視していきたいと考えています。
またセミナー終了後には、社内見学会にも多くの方々にご参加いただきました。特にユーザーテストスタジオへの興味・関心が高かったようで、リアル開催ならではの機会をご提供でき、嬉しく思います。
これからも、軸足はあくまでオンライン開催に置きつつ、リアル開催のセミナーを企画できればと思いますので、またその際には参加のご検討を何卒よろしくお願いいたします。
アートディレクター 遠藤
年末のお忙しい中、セミナーにご参加いただきありがとうございました。数年ぶりに多くの方々に直接お会いでき、さらにアンケートで好評の声をいただき、大変うれしく思っております。
今回はAIの浸透とWebサイトトレンドの関係性を確認しながら、さまざまな表現をご紹介しました。傾向としてはエモーショナルな表現が増えており、企業の公式Webサイトにおける固有の体験がますます求められているように感じます。
このような状況においてサステナビリティの観点の融合や、サステナブルなWebサイトを作るためのポイントについても触れました。一概に正解はなく、月並みな表現になってしまいますが、やはり「バランス」という言葉に尽きるように思います。
AIの変化はますますWeb制作の現場に浸透していきます。今後も多様なテーマでセミナーを開催いたしますので、ご興味のあるものがございましたら、ぜひご参加いただけますと幸いです。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部)
- 後半のデザイン事例がとても参考になりました。プロの目からみた良い事例が勉強になりました。
- 自社での運営を行っており社外からの情報は自ら取りに行かなければならず、最新の動向をわかりやすく体系的に学ぶことができ、大変ありがたかった。