2003年5月 継続的改善活動のご報告
ISO9001(品質マネジメントシステム)
4月に策定したマネジメントシステム統合の計画書に従い、各マネジメントシステムの責任者を招集し、キックオフミーティングを開催しました。その後、マネジメントシステム統合に向けたミーティングを毎週実施しており、この中で各責任者が「顧客、ユーザー、従業員」の三者満足を高めるための最適解は何か、ということを念頭に知恵を出し合っています。
また、2003年8月に「統合審査(品質と環境マネジメントシステムの同スケジュールでの審査)」が行なわれます。
6月は、これに向けた準備を開始します。現場への教育、教育資料の改訂、内部監査チェックリスト作成等を行ない、品質と環境の一括教育、同時監査等を試すことになります。
今月の予定
- 統合マネジメントシステムプロジェクト
- 現場教育、教育資料作成
- 内部監査チェックリストの作成
JIS Z 9920(苦情対応マネジメントシステム)
5月はJIS Z 9920運用の見直しとそれに伴うマニュアルの改訂を中心におこなってまいりました。JIS Zがより深く、正しく運用されるように一つ一つ言葉の定義や、単語の意味、表の見方など細かくチェックを行いました。
一連の環境を整えたところで来月以降は新マニュアルの社内への浸透を図り、有意義な改訂だったということを実証していければと思います。
今月の予定
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JIS Z 9920の活動公開
- 国際標準規格ISO10002化に向けた自己宣言の準備
- 統合マネジメントシステムプロジェクト
BS7799/ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)
5月度は、ホスティングサービスの見直しの詰めの作業を行いました。今回の見直しに際しては、特に以下の項目に重点を置きサービスの見直しを図りました。
1.顧客企業さまのコンテンツを預かる為、サービスの停止時間が0〜30分以内であること。
2.担当者不在時でも、トラブル対応が可能なこと。
3.回線業者との連携がスムーズにできること。
ホスティングサービスの見直しも移行の準備が着々と完了しており、予定よりも若干遅れておりましたが、6月度中には移行が開始できる見込みとなっております。
また、5月度は弊社個人情報の管理体制を大幅に見直しプライバシーの保護体制を確立しました。
今月の予定
- ホスティングサービス移行準備
- 内部監査準備
- 統合マネジメントシステムプロジェクト
ECS2000(倫理法令遵守マネジメントシステム)
5月は、先月全社的に実施した「倫理法令遵守に関する意識調査アンケート」の回答結果を集計し、経営層・倫理委員会への報告を行ないました。
そのほか、昨年度の活動実績をインプットとして、「経営者による見直し(マネジメント・レビュー)」を開催しました。
アンケート結果には、「倫理的な問題が発生した場合、倫理委員会に相談に行きますか?」という質問に対し、58%が「行かない」と回答するなど、早急な改善を要する項目が数点ありました。これを受け、報告・相談窓口の強化、問題発生時の対応力強化などを柱とする「2003年度倫理プログラム」が策定されました。
6月から、上記の倫理プログラムに基づき、「報告・相談窓口の強化」の活動を、「組織の自浄作用促進」につなげられるよう、活動を進めてまいります。
今月の予定
- 倫理プログラムの推進
ISO14001(環境マネジメントシステム)
年度始めの計画策定と文書作成も落ち着き、運用のフェイズに入っています。
また、2002年度の活動報告として環境ホームページのリニューアルを行いました。
今回は弊社の独自性を打ち出すために、今までよりもビジュアルデザインを前面に打ち出したものになっています。今後も環境に関する情報を定期的に発信していく予定です。
また、次回継続審査が8月に決まりましたので、その準備をおこなっていくと同時に、ISO9001との統合準備、社内教育ツールの開発にも引き続き取り組みます。
今月の予定
- 全従業員を対象に教育実施
- 内部監査準備
- ISO9001との統合の準備
- 社内教育ツールの開発
- マニュアル・手順書の更新(社内への告知を含む)