Smart Communication Design Company
ホーム > 会社情報 > CSRへの取り組み > CSR活動報告 > エチオピア5年プロジェクト

エチオピア5年プロジェクト

エチオピア5年プロジェクトマーク

2007年春より、エチオピアのアベベチ・ゴベナ孤児院を5年間にわたってサポートする「エチオピア5年プロジェクト」をスタートいたしました。
テーマは「Growing Up Together」(一緒に成長しよう)です。子どもたちの真の自立への道のりをサポートするためには、一方的な支援の押し付けではなく、施設のスタッフと共に何が必要で、どのような支援の方法がベストなのかを話し合い、ともに模索していくことが重要だと考えています。このプロセスを通じて、当社および当社スタッフも地球社会の一員として一緒に成長することができればと願っています。

2006年に引き続き、2007年の7月、私たちは再びエチオピアを訪れました。支援活動の進展の様子をご報告いたします。

ミツエーリンクスVideocasting
コラム

アベベチ・ゴベナ孤児院

アベベチ・ゴベナ孤児院はエチオピアの首都、アディスアベバにあるNPO団体です。1980年にエチオピア北部を襲った干ばつと飢餓によって両親を失った2人の子どもたちをアベベチ・ゴベナさんが引き取り、世話をするようになったことから活動が始まりました。この二十数年の間にゴベナさんのケアを必要とする子どもたちの数は増え続け、今では160人余りの子どもたちが彼女とともに施設で生活しています。敷地内には子どもたちを収容する寄宿舎のほかに、幼稚園、1年生から8年生までが通う学校、また妊婦のためのクリニック、手に職を持たない周辺地域の女性たちが通う職業訓練学校も併設されています。
エチオピアでは近年、慢性的な貧困状況に加えAIDS/HIV問題が深刻な状況にあり、親を失うなど苦しい状況におかれる子どもたちの数が増加する傾向にあります。現在、これらの子どもたちの数は寄宿舎の収容能力を超えていて、すべての子どもを収容することは難しい状況です。アベベチ・ゴベナ孤児院では施設内に収容しきれない周辺地域のこのような子どもたちも学校に通うことができるように、制服の提供、無料授業の実施など、広い支援活動を行なっています。また、アディスアベバ以外の地域でも、多数の子どもたちが援助を必要としています。現在、アベベチ・ゴベナ孤児院はこれらの地域への支援活動の拡大に着手しています。

施設を訪問

ミツエーリンクスは2006年4月に、当社従業員から集めた支援金とともにエチオピアに赴きアベベチ・ゴベナ孤児院を訪問いたしました。その際には設立者であり代表者であるアベベチ・ゴベナさんにお会いして、支援金を手渡すことができました。また、敷地内に点在する施設やそこで実施されているプログラムを視察させていただきました。実際に現地に足を運ぶことによって、子どもたちの生活や施設の状況を自分たちの目で確かめることができたのは大きな成果です。また、アベベチ・ゴベナさんと直接お会いしてお話しできたことは、今後の支援活動を行うために必要な信頼関係の構築につながるとても重要な機会でした。

【支援1年目】コンピュータ教育ができる環境を備えた校舎を

2007年4月1日、当社代表の高橋から全従業員に向けて「2006年度の収益の一部をアベベチ・ゴベナ孤児院に寄付したいと思う」という案が発表されました。その案は従業員の満場一致の賛同を得て、1年目の支援活動がスタートしました。前年施設を訪問した際に、アベベチ・ゴベナさんからは、「施設にコンピュータ教育ができる環境を備えた校舎を建てたい」という要望をいただいていました。
ミツエーリンクスらしい支援内容だということで当社はゴベナさんの要望に賛同し、具体的な支援のプランについてお互いに意見を交換していました。

いよいよ校舎建設に向けて工事が始まる7月、私たちは再びエチオピアに赴き、アベベチ・ゴベナさんや施設の子どもたちに再会しました。訪問中に校舎の建設予定地で定礎式が行われ、当社代表の高橋も儀式に参加しました。また後日、エチオピアの日本大使館を訪れる機会を得て、インターネットの状況や価格、パソコンの購入方法について伺うことができました。ここで私たちには、クリアしなければならない課題がまだまだ多数あることを知りました。しかし前進あるのみです。前進することでしか成長はできません。このエチオピアの地で私たちも成長を続けます。Growing Up Together!

【支援3年目】校舎が完成

2009年3月に、2007年から建設工事をおこなってきた校舎が無事完成しました。
校舎は3階建てで、クラスルームの他に、実験室、図書室、多目的ホール、トイレ、シャワールームなど全部で9つの部屋があります。1年生から8年生の合計350名の児童によって使われています。

2006年4月に孤児院を訪問し、帰国直後から校舎建設支援の計画を進めてきましたが、完成までの道のりは平坦なものではありませんでした。建設計画、予算などについて孤児院の担当者と連絡をとる主な手段はEメールです。しかし、エチオピアのインターネット接続状況は劣悪で、やりとりに予想以上に時間がかかりました。また様々な手続きが必要なため、校舎の青写真ができあがってから実際に工事が着工されるまでも、長い時間を要しました。当初の予定よりも遅れての完成となりましたが、立派な校舎ができあがりました。ゴベナさんおよび子どもたちにも喜んでいただき、大変うれしく思います。

【支援3~5年目】インターネット教育支援~人材育成

校舎が無事完成したとの報告を受け、次の支援としてどのようなことができるのか、何が必要とされているのか、再びゴベナさんと意見の交換を行ないました。「子供たちが将来、自立するのに役立つようにインターネット技術に関する教育を行なう。そのためにまず、子供たちに教えることができる人材の育成が必要」という要望が出ました。当社には、その分野の数多くのスペシャリストが在籍していますし、人材育成に関しても設立時から培ってきたノウハウがあります。インターネット教育ができる人材の育成は、当社が今できる最適な支援策ではないかということで、早速具体的な計画を立て始めました。

実際にハンズオンで学んでいただくことが一番良いのではと考え、孤児院のスタッフ1名を当社の東京にあるオフィスに招き研修を行なうのはどうかと提案しました。ゴベナさんには快く賛同していただき、研修を受けるスタッフの選出をお願いしました。その結果、ITに関する学位を持ち、ゴベナさんの秘書を務めているWossenyeleshさんを研修生として派遣していただくことになりました。2010年4月スタートを目標に、ビザ申請や航空券、住居の手配など準備を進めた結果、無事にビザも取得することができ、予定通りに来日し、研修を受けていただくことが可能になりました。