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コンバージョンを最大化するWebサイト品質

2017年6月2日

取締役社長
木達 一仁

「Content is King」というフレーズがあります。直訳すれば「コンテンツは王様」となりますが、コンテンツの重要性を示唆するフレーズとして、古くからWebデザインやWebマーケティング、検索エンジン最適化(SEO)に関する記事で引き合いに出されるものです。

SEO Japanの記事によると、このフレーズを最初に述べたのは、かのBill Gates氏だそう。同記事が紹介しているように、今から20年以上も前の1996年、そのものズバリ「Content is King」というタイトルでコラムを書かれていたのですね。その内容はさすがGates氏、素晴らしい慧眼をお持ちだったのだなと、唸らされるものです。

確かに、Webサイトにおいてコンテンツは重要であり、ユーザーはコンテンツを求めてWebサイトにアクセスします。しかし、コンテンツが優れてさえいればユーザー数を最大化できるのか? コンバージョンは最大化できるのか? といえば、答えは明らかに違います(ある程度の数字は、期待できるでしょうが)。

そのコンテンツが、どんなユーザーをターゲットとしたどんな内容であろうとも、適切な品質を伴った状態でWebサイトに公開されてこそ、コンテンツを利用するユーザーと提供する企業、双方にとっての効果を最大化できるでしょう。

そこで問題となるのが、果たして適切な品質とは何か、ということです。網羅的に数え上げようとすればキリがない気もしますが、いかなるWebサイトであっても必要不可欠な、いわば普遍的にコンテンツに求められる品質とは何かを私は長年、考えてきました。

2008年、当社で制作物の検品を専門的に行う部門を統括する立場となってからは特に(ちなみに部門名に冠していた「品質保証」という言葉を現在の「品質管理」に変更したのはそのタイミングです)、その普遍的に必要な品質への探究心が高まりました。当社は、さまざまな業種・業界のお客様よりWebサイトの構築や運用をお請けしているからです。

自分なりに出した答えは、2017年のいま、『マルチデバイス対応における「三本の矢」』というコラムを書いた2014年当時と大きく変わってはいません。すなわちアクセシビリティ、マルチスクリーン・デザイン、高速な表示パフォーマンスの3つは引き続き、コンテンツの種類を問わず普遍的に必要な品質であると考えていますし、これらをしっかりお客様のサイトに、そしてまたそのユーザーの皆様に提供できることを目標に掲げ、取り組んでいます。これらに加えて近年では、セキュアなコンテンツ配信も(コンテンツそのもののお話からは若干、変わりますが)必須の品質と捉えています。

理由は昨年、コラム『当社Webサイトの常時SSL/TLS対応について』に書いた通りです。近年のセキュリティリスクの高まりを受け、ブラウザベンダーはWebサイトの安全性表示を段階的に強化しています。Google Chromeはいずれ、全てのHTTPページを「安全でないページ」とみなし、警告を表示するようになると言われています。そのような状況を迎えてなお、通信が暗号化されないHTTP接続でしかコンテンツが配信されていなかったとしたら、Webサイトに対する(そしてそれを運営する企業に対する)ユーザーからの信用・信頼は、低下してしまうことでしょう。

そういうわけで、これからWebサイトの新規構築や既存Webサイトのリニューアルを予定されている企業のWeb担当者の皆様には、ぜひ上記の各品質を意識して取り組んでいただきたいと思います。また、もしご都合がつくようでしたら、7月14日に開催を予定しておりますコンバージョンを最大化するWebサイト品質 解説セミナーに、ぜひご参加いただければと思います。字数の兼ね合いから本コラムでは割愛したところを含め、各品質につきじっくりお話させていただきます。