Window-Eyes 9.0のWebサポート

アクセシビリティ・エンジニア 辻

GW Micro社のスクリーン・リーダーWindow-Eyes 9.0のBeta版の情報が公開されています。 現地時間で11月18日の記事、Guess What #1 - New Web Supportでは、9.0では特に、Webコンテンツの利用に関する機能強化が行われることが紹介されています。

Window-Eyes 9.0ではWebサポートを強化するために一からコードが書き直されており、Internet ExplorerやFirefoxにおけるARIAやHTML5のサポートが充実する予定とのことです。動的ページがシームレスに機能するようになり、新しいブラウズモードでは変化が起こるたびに残りのページを再度読み込む必要がないとのことです。

同時に公開された音声コンテンツでは、開発中のWindow-Eyesを用いてMicrosoft Accessibility内のメニューにアクセスすると「Products」や「Demos」と言ったメニュー項目を上下のカーソルキーで操作できる様子が紹介されています。

もう一つの例として、Twitterのアクセシビリティ機能がWindow-Eyesでも使用できる様子が紹介されています。

現在はまだ、実際に動作するプログラムは提供されていないものの、今後もBeta版の機能が少しずつ紹介されていくとのことです。どのような機能が追加されるか、次回の情報提供にも期待したいと思います。