2013年8月30日 ミツエーリンクスの検品体制について

R&D本部 品質管理チーム リーダー
小稗 俊樹

今回は、私が在籍する品質管理チームの活動をご紹介いたします。

Webコンテンツの検品

品質管理チームの主な業務は、社内で制作されたWebコンテンツの出来映えを検品することです。通常は、お客様のご要望に添ってページ制作がされているかどうかを、準備されたワイヤーフレーム、原稿、指示書等と、出来上がったページを見比べて確認します。原稿の形式や作業手順などに応じて、目視、ブラウザのアドオンや社内開発ツールなどを使用した確認を行い、不備が発見された場合は制作担当者にフィードバックしています。制作部門からは独立したチームであるため、社内にありながら第3者に近い視点で検品していることが特徴のひとつです。

案件ごと作業内容ごとに検品メニューは異なりますので、社内フローとしては、制作担当者から品質管理チームに検品内容をオーダーする形をとっています。専用のイントラサイトには毎日20~30件の「検品依頼」が登録され、品質管理チームはこのオーダーを受けて検品を行います。制作部門から品質管理チームという別部門(=次工程)へのオーダーをドキュメント化する手間は生じているのですが、ドキュメント化するプロセス自体が作業のヌケモレ防止機能を果たしている側面もあるようです。

検品業務の改善活動

テキスト1行の修正チェックから新規作成したページの網羅的なチェックまで、検品の内訳は多岐にわたります。昨年度の実績では年間の延べ検品依頼件数が6,000件弱、検品ページ数は80,000ページを超えており、このボリュームをいかに効率よく、かつ高い精度をもって検品できるかが品質管理チームの継続的な改善テーマになっています。そこで検品業務に並行して、以下のような取り組みも行っています。

  • 検品依頼の記入フォームの見直し
  • 検品内容、スケジュールの事前把握
  • 検品スケジュールに関する相談受付
  • 作業規模の大きい案件にて情報連携を促進する担当者をアサイン
  • 検品に使用するブラウザのバージョン管理
  • 検品業務を支援するツールの開発
  • 検品の結果得られたデータの制作部門へのフィードバック
  • 標準的な検品ルールの策定

さらに、近年はモバイル端末をターゲットとしたサイト構築、またはレスポンシブWebデザインを採用したサイト構築を行う案件が増加していることから、社内での制作フローに沿ってそれらの案件に対する標準的な検品手順をとりまとめました。標準を定めることでお客様固有のご要望にもより適切に応えられるものと期待をしています。また、昨年度に開設した仙台オフィスでの制作物も本社で検品する方針になったことから、拠点間での検品フローを整備してまいりました。対面できない分、ちょっとしたコミュニケーションロスが事故につながることのないよう、必要かつ簡素なフローを運用しています。

新たな試み

最後に近々の取り組みについてご紹介します。品質管理チームでは、アクセシビリティに関する検品業務に取りかかる準備を進めています。会社としては、これまでもアクセシビリティの専任スタッフによって検品を行ってきましたが、業務にあたるスタッフの増強によって、社内体制の強化を図る方針をもっています。チームとしては原稿との比較対照による検品とは異なる新しい試みになりますが、専任スタッフとの連携を通じてガイドラインや検品のポイント等の理解を深めています。早々に実運用を開始して制作物のクオリティ担保をサポートしていきたいと考えています。

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