品質管理の検品クイズ(前編)

品質管理スタッフ 坂下

今回はクイズを出します。

検品をしていると、違和感をおぼえるテキストに出合うことがあります。
そうして見つけた過去の体験の中から2問、出題したいと思います。

最初の問題です。次の一文でおかしいのはどこでしょうか?

希望する企業に勤めているOB・0Gを訪問します。

この事例は、原稿との差異を確認するためのDiffツールを使用して見つけました。
同じようなケースを見たことのあるかたや、発見しやすい閲覧環境にあるかたには、すぐに気付いていただけるのではないでしょうか。

品質管理部では部内で同じツールを使用し、一定の品質を保てるよう標準化しています。
過去に同様の事例に当たったことがなくても、気付きにくい閲覧環境からの確認でも、違いに気付いて検品工程でお知らせできるようにしています。

しかし時には原稿自体に誤字がある場合もあります。
そのまま気付かずに実装してしまうこともあるので、ツールを使わずとも気付く必要がある例もあります。

2問目です。次の一文でおかしいのはどこでしょうか?

主に昨日性を重視した製品となっています。

この事例は原稿のとおり実装されているため、Diffツールを使用しても差異は見つけられません。
ですが明らかに意味が異なる、変換ミスであるという場合にはなるべく気付く必要があります。
(もちろん、まずは検品に出す前に作成者が確認をする社内ルールがあります)

検品では、ツールの力に頼るところと人の目に頼るところのバランスをとっていきたいですね。

クイズの正解は後編で発表です。