Smart Communication Design Company
ホーム > ナレッジ > コラム > 2004年 > キャズムを超える「DNA(遺伝子)型Webアーキテクチャ」

キャズムを超える「DNA(遺伝子)型Webアーキテクチャ」

2004年10月15日
代表取締役
髙橋 仁

企業のWebサイトにおいて、一定の訪問者を超えると「キャズム(深いミゾ=新規訪問者数が増加しない)が訪れる」というのは、我々のもっている仮説です。ある企業様の場合、年間約120万人前後の訪問者(約400万ページビュー)が達成した途端キャズムに入りました。ただし、年間約400万PVという数字は、ある程度運用が成功しているという見方もできます。殆どの企業様はこの時点で満足してしまうか、諦めてしまうというのが現実ではないでしょうか?

実はこの「キャズム(深いミゾ)」 を超える施策こそ、Webサイトが経営インパクトを与え始める瞬間です。アーリー・マジョリティやレイト・マジョリティによって構成されるメジャー市場の潜在顧客が流入してくるからです。この段階での施策には、いくつかの方法論があると思われますが、 そのひとつの有力候補に「遺伝子(DNA)型Webアーキテクチャ」があります。

「DNA型Webアーキテクチャ」とは、Webという構造物に新しい概念のもと情報を追加するものであり、現在ある構造やコンテンツに変更は加えません。追加情報は、「最新情報」や「サポート情報」という名目等でWebサイトにセットします。この情報群は、更新するという考え方ではなく、追加していくというイメージです。追加された情報を含め、サイト全体を

  1. コンテンツ=サービスページ、製品ページ(現状のサイト)
  2. 情報=時間軸をもった情報群(新設される情報群)

というくくりに分け、この2つを遺伝子(DNA)構造の2つの柱に見立てます。2つの柱のブリッジ役を果たすのがリンク(Link)です。

細部にわたる施策は割愛しますが、次の効果が期待できます。

  1. 再訪問者(リピート率)の向上
  2. より強力なSEO対策
  3. 製品やサービスを解説するページの支援情報としての機能(製品やサービスの掘り起こしや付加価値増大)
  4. サイトのボリューム増大に伴う、新規訪問者の流入加速

最も大切なことは、「DNA型Webアーキテクチャ」の第二の柱である「情報」を受け持つツールにBlog、CMS、自動更新ツールを使用することです。

かなりいいところまで来ているが、伸び悩み・・・と思われているWebサイト担当者様には、 「DNA型Webアーキテクチャ」の概念を用いて、アイデアを膨らませてみてはいかがでしょうか?

DNA型Web構造のイメージ −コンテンツ群と情報群の2本の柱による螺旋構造−