2015年9月18日 MLCマークアップ部で見つけたマークアップの楽しさ

フロントエンド・エンジニア
古川 佑紀

弊社には社内イベントを企画、運営するイベントタスクフォース(以下TF)という組織が存在し、私はそのTFに所属をしています。これまでいくつものイベントを企画してきましたが、今回はその中でも定期的に開催をしている「MLCマークアップ部」の取り組みをご紹介すると共に、私が本イベントを通して感じているマークアップの楽しさをお伝えしたいと思います。

MLCマークアップ部とは

MLCマークアップ部とは、html5jマークアップ部が開催しているMarkupCafeにインスパイアされ発足した社内イベントです。先日、通算6回目を迎えました。

あらかじめ周知されたお題のワイヤーフレームを各自の設計趣意の基にマークアップし、イベント開催当日持ち寄ります。開催当日はグループごとに別れ、事前にマークアップしたものを基に話し合いを進めながら全員で「品質のよいマークアップとは何か」を模索します。

当日は大体30分程グループ内で議論を交わし、30分で議論をまとめ、各グループの発表に移るというタイムテーブルで進行します。実際に体験してみるとわかりますが、やはり各々こだわりを持ってマークアップに臨んでいるため議論が白熱し、あっという間に制限時間が来てしまいます。

そのため、多数に自分の設計趣意を簡潔かつ正確に伝えるためのナレッジや、脱線しがちなグループの議論を上手に最適解に導くファシリテーション能力などを養成する事が出来たりと、要所に自分が成長できるポイントがちりばめられている活動です。

マークアップ部を通して感じるマークアップの楽しさ

マークアップに対しての捉え方は人それぞれですが、私にとってのマークアップとは、誤解を恐れない表現をすれば、謎解きゲームをしているようだと感じています。HTMLで記述するために、渡されたデザインカンプやワイヤーフレームの意味を頭の中で紐解いて行く工程に面白みを感じます。

勿論単純にdivやspanを並べデザインを再現するのではありません。アクセシビリティを考慮したり文書構造に準えるのは当たり前のことですが、ソースコードの可読性や、サイトの運用性を考慮したクラス命名やタグの配置、デザイン変更による拡張性など、様々な前提条件を自らに課した中でのマークアップの最適解を導き出します。

しかし基本的にマークアップはひとりで行うものですので、一歩間違えると自分が最適解だと考えていたものがただの自己満足に過ぎない場合があります。その憂慮に捕われることなくマークアップ出来る場がMLCマークアップ部です。

MLCマークアップ部の最大のポイントはやはり「複数の人間でマークアップをする」ことにあると私は考えています。自分のマークアップを他者に見てもらうことで、何か間違った仕様の解釈をしていたらそこで指摘を受け、逆に機転を効かせたマークアップが出来ていた時は賛同を得られます。

また、「マークアップに正解はない」という前提のもとで行われる話し合いは自由な発想や様々な考え方が挙がるので、聞いているだけでも自分の視野が広がっていくのを実感することが出来ますし、そこで自分の考えを述べることで話し合いの幅が広がった際は、事前に一人でマークアップをしていた時には考え付かなかった切り口など、新しい発見をすることもあります。1時間というまとまった時間の間ひとつのお題に集中しつつも、他方向からのたくさんの情報を浴びるという普段得られないような刺激を得ることが出来るのです。

これからのMLCマークアップ部

私はMLCマークアップ部に参加することで、新しい形のマークアップの楽しさを見つけました。そしてそこで受けた刺激は「もっとマークアップのことを知りたい」という学習意欲へと繋がり、得たナレッジは普段の業務に生かすことが出来ます。

これからもMLCマークアップ部は、参加者各々の形の「マークアップの楽しさ」を見つけられる場所で在り続けられるよう模索しながら継続して開催していきたいと考えています。

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