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アクセシビリティBlog

Webサイトのアクセシビリティを高めるための方法や国内外の関連情報など、さまざまな角度からWebアクセシビリティに関する話題をご提供していきたいと思います。

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VoiceOverで利用できるAmazonのショッピングアプリ

アクセシビリティ・エンジニア 辻

全盲の視覚障害者の私がWebを利用するようになって日常生活が便利になったなと思うことの一つに、オンラインショッピングがあります。

2000年代前半は主に、PCを使用して様々なショッピングサイトで買い物をしておりましたが、ここ数年はiPhoneを使って外出先でのちょっとした空き時間に買い物をする機会も増えてきました。 今回は、そんな私が現状もっともアクセシビリティが優れていると感じているiPhone向けのAmazonのショッピングアプリで、VoiceOverを使用してどんな風に買い物をしているのかをご紹介します。

私が外出先で買い物をするのは、電車で通勤しているときやオフィスで昼食を食べた後の時間です。そのちょっとした空き時間に買い物をするには、買い物にかかる時間をできるだけ短くする必要があります。

これまで、いくつかのショッピングアプリを使って商品の購入を試しましたが、現在のところ私はAmazonのショッピングアプリが最も短時間で買い物を完了できると考えています。

商品を検索する

アプリを起動し、以下のような手順で購入したい商品を検索します。

商品をカートに入れる

個々の商品のページでも、ページ内の見出しを活用して商品情報やレビュー、関連商品などに簡単に移動することができます。

ページ内で商品情報を確認したら、ローターをフォームに変更して上下のフリック操作で「カートに入れる」ボタンを探してダブルタップします。 数量を変更するためのボタンも上下のフリックで探すことができます。

商品を購入する

アプリの下側をフリック操作で読み進めると、以下のようなボタンが並んでいる場所があります。 なお、この画面ではローターでフォームを選択することができないので、上下のフリック操作でボタンを探すことができないのが少し残念なところです。

カートに商品が入っていれば、「カート 1」のように商品の個数が読み上げられるので、ダブルタップして開きます。

カートの中身を確認したら「レジに進む」ボタンを押して先に進みます。

開いたページの「注文の確定」という見出しの中にある「注文を確定する」というボタンを押せば注文完了です。

このページには他にも「注文内容」「お届け先住所」「支払い情報」といった見出しがあるので、変更が必要な項目があれば、注文を確定する前に変更することもできます。

ここまで、私がiPhoneを使ってAmazonのショッピングアプリで買い物をする手順をご紹介しましたが、操作に慣れれば、見出しやフォームと言ったページ内の要素へのジャンプコマンドを活用することで短時間で買い物を済ませることが可能です。

このショッピングアプリをVoiceOverの利用者が利用できるのは単なる偶然ではなく、アプリを開発する際にアクセシビリティが考慮されている結果だと思います。 他のショッピングサイトでもこのようなアクセシブルなアプリが提供され、私たちVoiceOverの利用者の買い物する際の選択肢が増えていくことを願っています。

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