WCAG 2.1の日本語訳がWAICサイトで公開されました

アクセシビリティ・エンジニア 中村(直)

WAIC(ウェブアクセシビリティ基盤委員会)から告知されていますように、W3C勧告であるWCAG 2.1の日本語訳がWAICサイトで公開されました。

WCAG 2.1は、WCAG 2.0を拡張したものであり、約9年ぶりに後続として公開された仕様に当たります。WCAG 2.1の1つの特長としては、スマートフォンやタブレット端末が普及したこともあり、モバイル端末を意識した技術仕様であることが言えます。また、ヨーロッパでは既にWCAG 2.1がEN規格に取り込まれています(WCAG 2.1 Adoption in Europe | W3C Blog)。より詳しいWCAG 2.1とWCAG 2.0との違いや、WCAG 2.1の立ち位置については、当社木達によるコラムWCAG 2.1の勧告を参照ください。

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