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Web広告研究会 サイトマネジメント委員会・コーポレートブランド委員会 合同ミーティング


取締役 木達
ミーティング前半のセミナーで登壇中の筆者と会場の様子

去る6月13日、当社セミナールームを会場に、Web広告研究会のサイトマネジメント委員会ならびにコーポレートブランド委員会の両委員会による、合同ミーティングが催されました。この日のテーマはアクセシビリティで、企業研究会 第15期Webマネジメントフォーラム 5月例会に参加させていただいたとき同様、前半を議論の前座として私からの講義(ミニセミナー)、後半をフリーディスカッションという構成で進行させていただきました。

後半の時間においては、企業のWeb担当者の皆様から実にさまざまなご意見やご質問をいただくことができ、私自身勉強になりました。ご質問の一部を、以下にご紹介します。

以下は私見ですが、企業が達成を目指すアクセシビリティ品質は、もっと自由に定義して良いのではないか......ということを議論を通じ強く感じました。JIS X 8341-3対応という文脈においては原則、ウェブコンテンツの JIS X 8341-3:2016 対応度表記ガイドラインに基づき、適合レベルと達成度それぞれの目標を定めることになります。その際、達成度については「準拠」より劣るイメージを忌避してか、目標に「一部準拠」や「配慮」を採用しにくい傾向がWeb担当者の側にあるように感じたのです。

確かに、対応度表記ガイドラインに定められた3種類の表記の中では、「準拠」が最も望ましい位置付けではあると思います。しかし、適合レベルAに準拠するには適合レベルAすべての達成基準、適合レベルAAに準拠するには適合レベルAおよびAAすべての達成基準を満たす必要があり、越えるべきハードルはそのぶん高くなります。

アクセシビリティに限ったお話ではありませんが、品質はある時点においてだけ満たせば良いものではなく、継続的に維持する取り組みが必要です。その前提において、組織にとって高すぎる品質目標の設定は、かえって取り組みの継続性を損ねる懸念があります。適合レベルや達成度といった指標なり考え方は重要ですが、いっぽうでそれにとらわれることなく柔軟に、例えば達成基準を自由に組み合わせて品質目標を定義して良いのでは、と考えた次第です。公的機関ではなく一般企業であれば、JIS X 8341-3や先述の対応度表記ガイドラインにとらわれることなく、そうした自由な定義が可能だと思いますし、そのうえで品質担保が持続的に可能な体制や仕組みを構築していただければ、と思いました。

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