SSL導入を行わないことによるデメリット

アナリスト 深堀

Webサイトの常時SSL化対応はこれまで、「導入することによるメリット」にフォーカスが当たることが多かったように思いますが、昨今のブラウザ側の対応を見ていると、「導入しないことによるデメリット」が顕在化するのももう目前、といった状況になってきていると思います。

非暗号化サイトはChromeのバージョン70より、赤色で警告表示されるように

SSLを導入していない非暗号化サイトでフォーム等の情報入力をChromeのバージョン70で行った際、アドレスバー横の保護されていないことを知らせるメッセージが、今までより目立つ赤色で表示されるようになってしまいます。現在のバージョン68では色こそ変わらないものの、既に「保護されていない通信」と常に表示されるようになっており、非暗号化サイトは一刻も早くSSLを導入しておきたいところです。

Chromeにおける非暗号化ページでの最終的な表示イメージChromeにおける非暗号化ページでの最終的な表示イメージ(Google Security Blog より)

Chromeのバージョン70へのアップデートはまもなく実施されます

公式からの発表によると、Chromeがバージョン70へアップデートされるのは2018年10月の予定だそうです。まだ暗号化されていないサイトを管理されている方は、WebサイトのSSL化対応をぜひご検討ください。

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