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マーケティングBlog

デジタルアナリティクスやデジタルマーケティングの推進に役立つ話題をご紹介します。

Google データスタジオのレポートはGoogle ドライブへ保存されます

ディレクター 田口

日々収集している各種マーケティングデータの可視化と共有に便利な「Google データスタジオ」、皆さんはすでにご利用中でしょうか?手作業で作っている定期レポートの作成を自動化できたり、現場で必要なリアルタイムデータを参照可能な「デジタル・ダッシュボード」として利用するなど、さまざまな活用が考えられます。

大変便利なGoogle データスタジオですが、Google データスタジオで作成したレポートはどこに保存されるかご存知でしょうか?

答えは「Google ドライブ」です。データスタジオはGoogle ドライブに依存していますので、保存先やストレージ要領をあまり意識せずに利用できますし、複数のユーザーでの共有を簡単に行うことができます。反面、Google ドライブに障害があった場合にはGoogle データスタジオでレポートを開けなくなるなどの影響を受けますのでその点には注意が必要です。

Google プラットフォームの障害はまれに発生します。Google ドライブやGoogle アナリティクスなどを使っていて違和感を感じたときには、各種プロダクトの最新状況が公開されていますので「G Suite Status Dashboard」を確認するとよいでしょう。

G Suite Status Dashboard
https://www.google.com/appsstatus#hl=en&v=status

【予告】Google プロダクトを使った最新のWebマーケティング解説セミナー

ディレクター 田口

きたる2017年2月10日(金)に、Google プロダクトを使った最新のWebマーケティング解説セミナーを開催します。
本セミナーではGoogle アナリティクス、Google タグマネージャ、Google データスタジオ、そしてGoogle オプティマイズの最新情報を共有するとともに、これら使ってサイト改善を図った事例をご紹介したいと思います。当日ご参加いただいた方には「選べる特典」もご用意しておりますので、ご都合のつく方はぜひお申し込みください。2017年の皆様のサイト運用のヒントにしていただければ幸いです。

まず「マスタービュー」を作成、その次に「複製ビュー」を作りましょう

アナリスト 深堀

Google アナリティクスはひとつのプロパティに対し、最大25個までビューを追加することができます。統合解析用のビューを作成したり、クロスドメイントラッキングを行っている場合はサブドメインやドメインごとのビューを、フォルダごとのアクセスを手軽に見たい、といったケースであればフォルダ単位のフィルタをかけたビューを作成します。計測範囲の切り分けを行う場合は、特定のアクセスを除外、もしくは一致させるためのフィルタを作成しなければなりません。

一度フィルタリングされたデータは二度と戻ってこない

フィルタはビューの構成によっては必須項目ともいえる機能であり便利なものですが、慎重に扱わなければなりません。Google アナリティクスでは一度フィルタが適用されたデータは、フィルタが適用される前の情報に戻すことができません。Google アナリティクスで利用できるデータはローデータではなくフィルタリング済のデータであり、いったんフィルタで除外したデータは物理的に存在しなくなってしまいます。とはいえフィルタをまったく適用していないビューをマスターとする訳にもいきません。ビジネスに直結する精緻なデータを計測するためには社内、関係者、関連会社からのアクセスを除外するなど、本来のサイト利用者のデータだけを蓄積することが肝要です。そこでまず普段の解析に利用する「マスタービュー」を作成し、その次にマスタービューを複製してフィルタ構成のみを変更したビューをひとつないし複数作成しておくことをおすすめします。複製するビューの目的には、たとえば「バックアップ用」「テスト確認用」といったものが考えられます。

バックアップ用のビュー

計測指定範囲に対して一致も除外もしていないビューをサイトの稼働・計測開始の初期段階で作成し、マスタービューと並行稼働させておくことで他のビューでの意図せぬフィルタの動作や設定ミス等で失われたデータをそのビューから取り戻すことができるようになります。もしその作業を行う場合にはデータのエクスポートや加工等、手作業は発生するかもしれませんが、バックアップを作っておかないと欠損したデータがもうどこにも存在せずにお手上げ、というリスクが高まります。

テスト確認用としてのビュー

複製ビューには関係者除外フィルタなどの指定したIPアドレスからのアクセスを除外するフィルタを適用しないようにしておけば、PVやイベント計測、コンバージョン計測が正しく機能しているか?といったテストを本番環境ではなく自社内、関係者環境下からのアクセスで行うことができるようになります。マスタービューからはアクセス記録自体がフィルタリングされている状態なので、マスターデータへの蓄積は気にせずテストに使用できます。

このようにマスタービューだけではなく目的に応じた複製ビューを作っておくことは、サイト開発中、サイト公開後の運用中ともにさまざまな場面で役立ちます。冒頭でGoogle アナリティクスのビューは1プロパティにつき最大25個までと触れましたが、通常版の利用者であれば現時点ですでにひっ迫しているケースはそれほど多くないと思います。新しい拡張機能の実装を行う際や、サイトのディレクトリ構造が変わるようなリニューアルを行う際など、サイト運用の過程においては解析側もさまざまなメンテナンス作業を行わなければならないケースが発生します。定常的に閲覧するためのメインビュービュー以外にも、テスト用やローデータを参照できるようなバックアップ用のビューを、転ばぬ先の杖としてあらかじめ作成しておくと万全です。

参考:アナリティクス ヘルプ フィルタを確認する
https://support.google.com/analytics/answer/6046990?hl=ja

目標到達数=設定した目標URLのページビュー数ではない?

アナリスト 深堀

Google アナリティクスを導入されているサイト運営者やウェブ担当者の方は、サイトの訪問数や推移の他にも、コンバージョンを高い頻度でチェックされていることかと思います。
コンバージョンは基本的にECサイトであればトランザクション、その他のケースでは到達ページ(サンクスページ等)に設定されることが多いのですが、「到達ページのページビュー数」と「コンバージョン数」を比較して「数が合わない?」とお感じになった経験はありませんか?

コンバージョン数は同一セッション内に複数の訪問があっても、記録されるのは1回のみ

同一セッション(訪問)内で複数回同じ目標に到達しても、コンバージョンは最初の1カウントから増えることはなく、セッションが途切れない(離脱しない)限りは1のままです。
一方、目標到達URLに設定してある目標用のサンクスページ等のページビュー数は、同一セッションであるかないかに関わらず、到達した回数だけカウントされます。
以上が目標到達ページのページビュー数と、その到達ページに設定しているコンバージョン数の差が出る要因です。ではどの指標と比較すればよいのでしょうか?

「ページビュー数」と「ページ別訪問数」

「ページビュー数」は同一セッション内で同じページに何度アクセスしてもアクセスの回数だけ増えるのに対し「ページ別訪問数」は同一セッション内でのアクセスではそのページの訪問数は「1」とカウントされます。Google アナリティクスの目標到達ページに設定されているタイプのコンバージョンは、ページ別訪問数と同じカウント方法となります。

目標到達URLのコンバージョン数=「ページ別訪問数」

以上の理由から、目標到達URLに設定してあるURLのページビュー数は、コンバージョン数を見るうえでの指標には適していません。目標が正しく設定されていれば、目標到達URLのコンバージョン数は「ページ別訪問数」と比較すると同じ数値になります。

目標到達URLのコンバージョン数は、コンバージョンに設定した目標到達URLの「ページ別訪問数」と同一、とお考えください。

参考「アナリティクス ヘルプ 目標到達プロセス レポートとゴールフロー レポートの比較」

https://support.google.com/analytics/answer/2976313?hl=ja

Google Tag AssistantでGTMに対して検出される「Invalid or missing account ID」というアラートメッセージについて

ディレクター 田口

Google Tag Assistantを使っていると、サイトに正しく実装しているはずのGTMコンテナに対して「Invalid or missing account ID」というアラートメッセージが出ることがあります。このメッセージが出たらどうすればよいのでしょうか?

Google Tag AssistantのGTMに対するエラー表示
Google Tag Assistantの「Invalid or missing account ID」というアラートメッセージ

このメッセージの詳細についてはTag Assistantの公式ヘルプに記載されています。コンテナIDが6文字を超えている場合に表示されることがありますが、規定のフォーマットに従って正しく実装されている場合には無視してもよいそうで、将来的にはアラートが出ないように解消されるそうです。

NOTE: If your container ID (i.e. what's referenced here as 'account ID') is of format GTM-XXXXXXX, where the portion after 'GTM-' is longer than 6 characters, you may see this error unnecessarily. This false error will be resolved in a future update. In the meantime, as long as your container ID follows the correct format as described below, you may ignore this error.

Invalid or missing account ID - Google Tag Manager Errors - Tag Assistant Help

無視してもよいということなので安心ですが、見慣れないエラーメッセージが出るとつい慌ててしまいますね。困ったときには落ち着いて公式ヘルプやフォーラムを参照するとよいでしょう。

Google タグマネージャの「変数」について

アナリスト 深堀

Google タグマネージャを介しての配信は「タグ」、「トリガー」、「変数」の3つから成り立っています。おおまかにご説明しますと「タグ」はページ上で実行されるコードの内容を設定し、「トリガー」はそのタグを配信する条件やタイミングを指定します。「変数」はユーザーの行動によって値が変わる受け皿のようなもので、この中でも特異なのものが、変数です。

タグとトリガーは基本必須なのですが、変数は全く使わなくてよい場合もありますし、変数が必須のケースもあります。例えば、クリックされたページのURLやリファラー、参照サイトのURLなど、ヒットが発生した時点でないと内容が確定しない部分を取得したい時に、変数を使用します。

変数にはあらかじめGoogle タグマネージャに用意されている「組み込み変数」と、ユーザー側で新規に設定する「ユーザー定義変数」が存在します。「組み込み変数」にあらかじめ用意されていないものに関しては「ユーザー定義変数」で新規作成することになるのですが、「組み込み変数」はワークスペース上で「変数」を選択し、「組み込み変数」の真下にある「設定」をクリックし、出てきた一覧に使用したい変数のチェックボックスを有効化するだけで使用することができます。簡単に設定できる「組み込み変数」ですが、この機能を使用できるようなるだけでもかなりの範囲のことができます。今回は「組み込み変数」とタグ、トリガーの設定の組み合わせで実装できる機能の一部をご紹介します。まずは汎用性の高い変数をいくつかをご説明いたします。

Google タグマネージャの組み込み変数の設定
Page URL

ヒットが発生した時点での閲覧ページのURLを取得します。組み込み変数の中で使用頻度の高いものの一つです。
例えばあるイベントタグを作成し、配信範囲を「全ページ」。取得するイベントカテゴリの値を文字列に設定したとします。この際に困ったことになるのが、「どのページでイベントが発生したかが分からない」ことです。そこで変数の出番なのですが、「Page URL」変数はヒットが発生した時点での閲覧ページのURLを取得してくれます。

配信範囲を特定のページだけに設定して、条件によってイベントカテゴリの値をイベントの数だけ用意するのもよいのですが、サイトのあちこちに共通でのリンク先が存在することがあります(例えば「お問い合わせのボタンがクリックされた」というイベントなど)。そういったケースの際にこの方法が有効です。

Click URL

クリックが発生した際の遷移先を取得します。
「特定のURLがクリックされた」際にイベントを送信といった、トリガーの条件を作成するのに役立ちます。

Referrer

リファラー。ヒットが発生した時点での参照元を取得します。

Google タグマネージャの組み込み変数の選択
Google タグマネージャの組み込み変数の選択

上記3点の組み込み変数の組み合わせ

組み込み変数を組み合わせて活用する際に、例として「クリックしたら実行されるイベント」を作成した場合、下記の様な方法があります。

上記の構成はあくまで一例ですが、Google タグマネージャからイベントが発生した際に「どのページで押されたのか」「どのページから来たのか」「どのページへ遷移したのか」が分かるようになります。Google タグマネージャ上でタグやトリガー、イベントに変数を組み込むと、さまざまな値を取得しGoogle アナリティクスに送信したり、変数そのものをトリガーの条件に使用したりといったことが可能となります。

組み込み変数はGoogle タグマネージャのアップデートと共に項目が増えつつあります

組み込み変数は随時アップデートされているようで、いつの間にか選択できる変数が増えていたりします。今までユーザー定義変数でカスタムJavaScriptを組まなければ実現できなかった機能が、選択項目から取得したい値を選ぶだけで実現できるようになったりと、アップデートによってその利便性が徐々に向上してきました。

組み込み変数についての詳細は、公式のヘルプに公開されていますので併せてご参照いただければと思います。
ウェブサイト用コンテナの組み込み変数

ユーザー定義変数を使用するケースについて

ユーザー定義変数はむやみに増やしてしまうと管理や設定が煩雑になり、運用上の観点からあまりおすすめできません。基本的に組み込み変数で事足りるものは組み込み変数のみを使い、組み込み変数ではどうしても要件を満たせないようなケースでは、ユーザー定義変数の使用を検討するとよいでしょう。

ユニバーサル アナリティクスのフェーズ4はいつ始まる?従来のアナリティクスのデータ処理終了の期限はいつ?(ユニバーサルアナリティクス アップグレード)

ディレクター 田口

以前「間もなく「フェーズ4」になりそうです(ユニバーサル アナリティクス アップグレード)」という記事を書き、2年間のカウントダウンがもう少しで始まるのではないかとお伝えしましたが、2016年12月現在はどのような状況なのでしょうか?
Universal Analytics Upgrade CenterGoogle Analytics Web Tracking (ga.js) Changelogを確認しても数ヶ月以上更新されておらず、「フェーズ4」だったり「廃止」といった文言はありません。このことからいまだフェーズ3であり、従来のアナリティクスのデータ処理停止のカウントダウンはまだ始まっていないようです。
旧ライブラリの廃止まではまだ猶予がある状況ですが、一方で新UIへの移行が発表されていたり、データスタジオやオプティマイズが登場したりと、次々に新しい機能やツールが出てきています。もしまだ旧ライブラリをお使いであれば、早期に最新のユニバーサル アナリティクスを導入し、タグマネージャやデータスタジオ、オプティマイズといったツールを組み合わせてデジタルマーケティングを推進されることをお勧めします。