テックラウンジVol.109「PMP取得のリアル」(9月9日開催)
広報担当 山野井2026年9月9日、社内ナレッジ共有イベント「テックラウンジVol.109」が開催されました。テックラウンジは、技術だけでなく、ディレクション・デザイン・チーム運営など幅広いテーマを扱い、部署や職種を超えた学び合いの文化を育むことを目的とした社内イベントです。
今回はPMP資格を取得したディレクターのSさん、Hさんの2名が登壇し、資格取得を目指したきっかけや学習方法、資格取得を通じて得られた学びについてお話しいただきました。PMP(Project Management Professional)は、プロジェクトマネジメントに関する知識と経験を証明する国際資格です。受験には一定の実務経験などが求められ、試験では知識だけでなく、具体的な状況に応じた判断力も問われます。
どのようなきっかけでPMP資格を取ろうと思いましたか?
Sさん
身近にPM(プロジェクト・マネージャー)という立場の方がいて、自分のキャリアの延長としてPMPに興味を持っていました。以前にも受験を考えていましたが、社内の資格取得支援制度でPMPが取り上げられたことをきっかけに、改めて挑戦しました。
Hさん
これまで営業や経営企画、ディレクターなどさまざまな仕事を経験してきたのですが、「どの仕事も、プロジェクトマネジメントに通じるところがあるな」と感じたのがきっかけです。一度きちんと体系的に学んでみたいと思いました。また、今後はWebに限らず、事業課題や組織課題にもアプローチしていきたいと考えているので、プロジェクトマネジメントの知識は、そのためのベーススキルにもなると思い、取得を目指しました。
合格まで、どのくらい勉強しましたか?
Sさん
本格的に勉強を始めたのは2026年の年明けからで、約6カ月、300時間くらい勉強しました。仕事や家庭との両立もあったので、少し長めに計画を立てて、平日は朝の時間を使ってコツコツ進め、土曜日には模擬試験などに取り組んでいました。最初は市販の参考書で基礎を学び、PMBOKガイド(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)は、分からないことがあったときに調べる辞書のような使い方をしていました。
その後はStudy Hall(PMP試験対策用オンライン学習ツール)で練習問題を繰り返して、理解しづらいところはAIにも質問しながら、自分なりに考え方を整理していきました。1度目の受験では準備が十分ではなく不合格となりましたが、その経験を踏まえて苦手な部分を重点的に復習し、2度目の挑戦で合格することができました。
Hさん
本格的に勉強を始めてからは、だいたい3カ月で100時間くらい勉強していました。最初の2カ月は通勤時間と寝る前の30分に勉強して、受験前1カ月は土曜日も毎週勉強に充てて、追い込みをかけました。参考書で全体像をつかんで、Udemy(オンライン学習サービス)でPMP特有の考え方を学び、最後はStudy Hallの練習問題を繰り返していました。
実務と試験で、考え方に違いはありましたか?
Sさん
PMPではPMI(プロジェクトマネジメント協会)が定めている倫理規定などに沿って回答することが求められます。現場だったらこうするよねと考えて選んだ回答が、試験では間違いになることもありました。そこは試験対策として意識する必要があると思います。
Hさん
例えばトラブルが起きた際の対応において、実務では状況や情報からその時点の最適解を考えます。しかし、試験では一定の倫理規定に基づいた回答が存在します。
最初はつい実務感覚で考えてしまい思考がブレることもありましたが、練習問題を重ねるうちに「PMならこう考えるな」という感覚が少しずつ掴めてきました。
PMPを学んで、どのような変化がありましたか?
Sさん
プロジェクトマネジメントは、「何が正解なのか」が分かりにくい仕事でもあると思います。その中で、世界的な基準となる基本的な考え方を学べたのは大きかったです。プロジェクトを進めるときの一つの指針になりますし、他社のPMと仕事をするときにも共通言語として使えると思います。
Hさん
これまでも実践の中でいろいろなコツを身につけてきましたが、PMPを体系的に学んだことで、「あのときの判断は、この考え方につながっていたのかもしれない」と気付くことがありました。自分が経験してきたことを、改めて整理して振り返る機会にもなりました。資格を取ることだけでなく、勉強したこと自体に意味があったと感じています。
まとめ
今回のテックラウンジでは、PMP取得までの勉強方法や試験のリアルな体験、そして資格取得を通じて得られた学びについてお話しいただきました。
お二人のお話からは、PMPの学習が資格取得のためだけではなく、これまでの実務経験を体系的に整理し、プロジェクトを進める際の新たな判断軸を身につける機会にもなっていることが伝わってきました。
次回のテックラウンジもお楽しみに!