品質管理部ってどんな仕事をしているの?

品質管理スタッフ 田所

今回は、品質管理部がどんな仕事をしているかご紹介します。

検品

社内では「品質管理部=検品の部署」と思っている人が多いくらい、品質管理部の核となる業務です。制作担当者が作成した成果物が、それぞれの基準を満たしているかどうかを確認する工程です。主に下記のような項目が検証対象になります。

  • テキストチェック
  • リンクチェック
  • レイアウトチェック
  • JavaScript動作チェック
  • アクセシビリティチェック(シングルA)

また、品質管理部では検品そのものだけでなく、その周辺に関わるこんな仕事もしています。

検証環境のメンテナンス

動作チェックやレイアウトチェックを行うためには、検証環境を適切に調える必要があります。PCブラウザやスマートホン・タブレットのOSなどのアップデート情報を収集し、部内で保有する検証環境を常に最適な状態に保ちます。

案件調整

検品は納品の一歩前、ほぼ最終工程にあたる作業ですが、案件が開始されたときから品質管理部は動き出します。社内で進行している案件の情報を収集し、必要があればプロジェクト立ち上げの段階から打ち合わせに参加します。あらかじめ納期や仕様・検証方法などをディレクターや制作担当者と協議し、計画を立てておくことで、案件全体のスムースな進行を目指します。

集計・分析

品質管理部では年間で延べ7万ページ以上のWebサイトを検証しており、その記録をデータとして蓄積しています。これを集計・分析すると、作業にかかる時間や、起こりやすい不具合の傾向、社内で扱う案件のブラウザ動向など、さまざまなものが見えてきます。この分析結果をもとに、作業ミスの予防や業務の効率化・改善を図っています。