自己検品について尋ねてみた ~運用編~(上)

品質管理スタッフ 木村

品質管理部がブログをはじめました。
今回は、自己検品をテーマとして、記事を書かせていただきます。今回はその前編です。

自己検品とは?

まず、自己検品とは社内用語で、成果物を制作者本人がチェックを行うことを言います。
主に、品質管理部に検品を出す前に行うことになっています。
そこで。今回は、日々運用案件も手がける制作のお二人に協力してもらい、自己検品のインタビューを行いました。

さぁ、一体どのようなチェックを行っているのでしょうか?
制作の方に話を聞いてみましょう!

絶対にチェックするポイント

Sさんはカード会社のサイト、Kさんは保険会社のサイトの運用を行っています。

Q:運用となると、日々、細かいちょっとした更新や、すでにあるサイトに新たなページを追加したりするので、ある程度のパターンであったり、サイト独自のルールがあったりすると思いますが、絶対にチェックするポイントなどはありますか?

S:私の担当するサイトは、更新箇所がきまっていることが多いので、主に、テキスト、alt、TDK(title,description,keywords)、VisionalistID、指示書と画像のテキストがあっているかは確認するようにしています。検品に出すチェック内容も必ずチェックしていますね。

K:チェックボックスに入れるものも確認しないとですね(笑)
デザイナーさんが作成して上がってきた画像は自分でもチェックするようにしています。また、他の方が作業したところは意識して確認しています。
時間があるときは、自己検品後、ディレクターに見てもらってから検品に出していますね。それが精度を上げる秘訣かもしれないです。

1件にどのくらいの時間をかけますか?

Q:やはり、出す前に色々とチェックをしているようですね。確認の仕方もそれぞれのやり方があるようですが、どのくらいの時間をかけて自己検品はしているのでしょうか?

S:えっ、作業の中に入っているので流れでやっているので、あまり時間を意識したことないかもしれないです。

K:時間がないときは、作業した流れで自己検品をしますが、時間がとれれば翌日など時間をおいて自己検品をする。リフレッシュできるので、それがよかったりするんですよね。

Q:なんと!お二人とも製作した後にチェックすることが、習慣化しているようで、時間については、聞き出せませんでした(笑)
でも、それが、安定した運用につながっているのかもしれませんね。

チェックのコツってありますか?

Q:日々たくさんの製作をされている中で、チェックするのに、コツとか、参考にしているものはあったりしますか?例えば、自己検品ガイドラインとか?

S:もちろん、最初は参考にしていました!今は、慣れが出てきたので、チェック内容を見てからチェックポイントを決めて行っていることが多いですね。
以前のページを流用することも多いので、前回、自分が作成していないものは一旦作業外の箇所も目を通すようにしています。

K:同じです!何かを見てやっているわけではなかったりして。自分の中での決まりがあるんです。
新規ページを作成するときは、指定ページを流用するのですが、エラーチェックをしてみて、流用元と似たページを比較したときに仕様かどうかみることもありますね、エラーの原因も把握して置きたいですね。

Q:お二人とも、独自のチェックの方法を、すでに作り上げているんですね。恐れ入りました。流用ページの話がでてきましたが、うまく使えないってこともあるんですか?

S:そうですね。ページが古いもので画像しかないページは、流石にモジュールを当てて作り直したりすることはありますね。

Q:あぁ、なるほど、そういう作業もあるんですね。でも、直した後は、使えるようになるので、いいですね。

Q:運用だと大規模なページはインクルードを使っていることも多いと思いますが、どうやって管理しているのですか?

S:中身の修正があったときはファイル名をDreamWeaverで検索かけますね、どこにインクルードが使われているかが、それでわかります。
ディレクトリの下にあった場合は検索をかけないこともありますが。

K:そうですね、インクルードの修正は、お客様やディレクターが範囲を用意していただいてます、指示書にしっかりまとまっていることが多いですね。指示書もしっかりしていると作業しやすいですね。

さて、いかがだったでしょうか?
毎日する作業だからこそ、ちょっとしたコツや、一手間かけることで、大きくページの品質に関わってきそうですね。

少し長くなってしまいそうでしたので、この辺りで前編は終わりにしたいと思います。
後編では、もう少し具体的な質問をしていますので、乞うご期待です!