Google Chrome 144が安定版に
エグゼクティブ・フェロー 木達検品に用いている主要ブラウザのアップデートについてお知らせします。
Google Chrome 144が安定版になり、デスクトップ版ChromeでWindowsとmacOS向けには144.0.7559.59/60、Linux向けには144.0.7559.59がリリースされました(Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop)。
フロントエンド周りで目を引いたのは、まず::search-text疑似要素のサポートです。これは、ページ内検索で検索語句に該当したテキストのスタイルをカスタマイズするもので、詳細がFind-in-Page Highlight Stylingで解説されています。一般的にサイト内で一貫したスタイルを提供する必要があるほか、適切なコントラストを維持しアクセシビリティを確保する必要がある点には、注意が必要です。
続いて、<geolocation>要素がサポートされています。この要素は、<geolocation> HTML 要素の導入で解説されているとおり、位置情報に特化して、その扱いに関する権限処理を仲立ちするものです。要素そのものはまだ提案段階にあり、MozillaやWebKit側の対応も不透明ですが、サポートされていないブラウザでは子要素のレンダリングが期待されています。
また、Temporal APIがサポートされました。Temporal APIについては、昨年5月に配信のミツエーテックラジオ、#71「5月のWebプラットフォームの新機能」のなかで紹介していますが、開発者がJavaScriptにおいて日時情報をより扱いやすくする位置付けのものです。Temporal APIの実装はFirefoxが先行したのがCan I useでも見て取れますが、今後のブラウザ間における相互運用性の広がりに期待したいですね。
このアップデートには、ほかにも数多くの修正と改良が含まれています。セキュリティについては、全10件(うち重要度が高:3件)の修正が加えられました。開発者向けの情報はChrome 144のリリースノートやChrome 144の新機能、またDevTools の新機能(Chrome 144)にまとまっています。
次のメジャーバージョン、Chrome 145のリリースは、Chromium Dashによると2026年2月10日の予定のようです。