2025年10~12月の検品実績と品質改善の取り組みについて
品質管理スタッフ 小稗今回は、2025年10~12月の検品実績と、検品にもとづく品質改善の取り組みについて取り上げます。
社内用語の定義
検品
- ミツエーリンクス社内で開発されたWebコンテンツについて、原則納品直前にその出来栄えについてチェックすることを「検品」と定義しています
- 検品は原則、品質管理部によって行います
- 社内では様々なクライアントのプロジェクトが進行していますが、この検品は品質管理部に集約して行っています
- 検品プロセスで検知した問題点は、その問題がすべて解消されるまで開発スタッフとの出し戻しを繰り返し、納品物に問題が残らないよう努めています
検品依頼
- 検品を進めるための、開発スタッフからのインプットを検品依頼と定義しています
- 開発スタッフは作業のまとまりごとに検品依頼を作成、専用の社内システムに登録しています
- 品質管理部はその検品依頼に沿って検品を行います
- ページ数、内容は検品依頼ごとに異なっています
検品合格率
- 検品によって不備や修正すべき箇所が見つからなかった場合(=ミスがなかった場合)、検品依頼ごとに検品合格とみなしています
- 顧客要望にもとづいてコンテンツが作成されているか、アクセシビリティ標準対応の基準に照らして問題ないか、が主な判定基準となります
- 一定期間の総依頼件数を分母に、合格した件数を分子として、その比率を数値化したものが「検品合格率」です
- Webコンテンツ作成の作業精度をみるKPIとして機能しています
- 2025年度の社内目標は事業部ごとの案件特性等を考慮して、以下の2つの目標値を設定
- Webインテグレーション事業部およびソリューション事業部:通年で60%以上
- デジタルオペレーション事業部:通年で70%以上
2025年10~12月の検品実績
Webインテグレーション事業部およびソリューション事業部
- 検品依頼件数:780件
- 検品合格率:54.6%
デジタルオペレーション事業部
- 検品依頼件数:520件
- 検品合格率:66.9%
検品合格率にもとづく改善アクション
検品合格率が低下するということは、作業上のミスが最終工程である検品まで見つからなかったことを意味します。より前工程でミスを予防するため、ミスの原因と今後取り得る対策について検討するアクションに取り組んでいます。
改善事例の紹介
検品合格率低下を受けてのヒアリングと原因分析
ある案件で不合格となる検品依頼が重なったことを受けて、検品依頼を出した担当スタッフにヒアリングを行いました。ヒアリングは該当スタッフの上長に依頼し、発生したミスの原因について共有を受けました。
- 指示書の更新についての連係漏れ
- 問題点:実装後に指示書の更新が発生、共有が不十分だったため、検品時に指示書と実装された情報に差異を確認することになった
- スケジュール確保が不十分
- 問題点:想定を超えた作業依頼があり、作業スケジュールが圧迫された
- スケジュールが十分でない中、自己検品(実装スタッフによるセルフチェック)が十分実施できなかった、また原稿の更新にも気づけなかった
- 問題点:想定を超えた作業依頼があり、作業スケジュールが圧迫された
さらに、差し替えられた指示書にも不備があり、検品時に併せて指摘を出すことになりました。ディレクター、実装スタッフともに、限られたスケジュールの中、適切なプロセスを踏むことができずミスが重なってしまったという状況でした。十分な工期確保について関係者間の認識が揃っていなかったことが、スケジュール調整に動けなかった原因と認識しました。
対策としてスケジュールの確保と情報連携
ディレクター、実装スタッフ間では、自己検品するスケジュールを確保する方向で案件進行を調整しました。また、品質管理部からも日々の業務プロセスを関係者間で点検する機会を設けてみるよう提案しました。分析から2週間後、検品合格率の数値の改善が確認されましたので対策に一定の効果があったと判断しています。
今後もこうした社内集計にもとづいた改善活動を続けてまいります。