Google Chrome 149が安定版に
エグゼクティブ・フェロー 木達検品に用いている主要ブラウザのアップデートについてお知らせします。
Google Chrome 149が安定版になり、デスクトップ版ChromeでWindowsとmacOS向けに149.0.7827.53/54がリリースされました(Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop)。
本バージョンではグリッドレイアウトやフレックスボックスレイアウト、マルチカラムレイアウトにおいて、境界線を引きギャップを装飾するためのCSSがサポートされています。これに伴いcolumn-rule-inset、row-rule-inset、column-rule-visibility-items、row-rule-visibility-itemsといった新たなプロパティが導入されました。詳細はギャップ装飾: Chromium で利用可能にという解説記事をご覧ください。
また、CSSでtext-overflow: ellipsisが指定されたテキストにつき、先行して実装されていた<input>要素や<textarea>要素と同様、ユーザーが操作する状況においては省略されていた部分が一時的にtext-overflow: clipとして処理されるよう動作が変更されています。詳細はClip Text overflow on user interaction - Chrome Platform Statusをご覧ください。
相互運用性の向上に関連して、UAスタイルシートから<table>要素に対するborder-color: grayの指定が削除されました。この指定はFirefoxにもWebKitにも無かったもので、ボーダーにcurrentColorを使用する際の課題でもありました。
そしてDevToolsについては、WebMCPのデバッグツールや、Geminiを使用したCSSのコード補完機能、また色のコントラストに関連してAPCA(Advanced Perceptual Contrast Algorithm)に基づく評価が利用できるようになった点が個人的に気になりました。
このアップデートには、ほかにも数多くの修正と改良が含まれています。セキュリティについては、全429件(うち重要度がクリティカル:22件)の修正が加えられました。開発者向けの情報はChrome 149のリリースノートやChrome 149の新機能、またDevToolsの新機能(Chrome 149)にまとまっています。
次のメジャーバージョン、Chrome 150のリリースは、Chromium Dashによると2026年6月30日の予定のようです。