Google Chrome 150が安定版に
エグゼクティブ・フェロー 木達検品に用いている主要ブラウザのアップデートについてお知らせします。
Google Chrome 149が安定版になり、デスクトップ版ChromeでWindowsとmacOS向けに150.0.7871.46/.47がリリースされました(Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop)。
本バージョンでは、HTMLでfocusgroup属性がサポートされました。JavaScriptを頼ることなくロービングタブインデックスを実装できるようにするもので、詳しくはアクセシビリティBlogの記事「ロービングタブインデックスを採用したUIの実装コストを下げるfocusgroup属性」で紹介しました。ぜひ、実際にChrome 150でFocusgroup: Interactive Demosにアクセスし、動作を確認いただけたらと思います。
CSSでは、text-fitプロパティがサポートされています。これは、テキストノードの文字サイズを、コンテナボックスの幅に収まるよう自動的に調整するものです。残念ながら、ブラウザのサポートはまだこれからといった状況ですが(CSS property: text-fit | Can I use参照)、clamp()やJavaScriptに頼らずに文字サイズを変更できるのは便利です。仕様については、CSS Text Module Level 5のText fitting: the text-fit propertyで確認できます。
また、popover=hintの動作が変更された点については、すでにポップオーバーを利用しているのであれば注意が必要かもしれません。本バージョンで加えられた変更により、従来の実装で起こっていた一貫性を欠く動作が解消されています(popover=hint has multiple weird and inconsistent behaviours · Issue #12304 · whatwg/html参照)。
このアップデートには、ほかにも数多くの修正と改良が含まれています。セキュリティについては、全382件(うち重要度がクリティカル:15件)の修正が加えられました。開発者向けの情報はChrome 150のリリースノートやChrome 150の新機能、またWhat's new in DevTools (Chrome 150)にまとまっています。
次のメジャーバージョン、Chrome 151のリリースは、Chromium Dashによると2026年7月28日の予定のようです。