【品質管理の仕組み紹介】検品受付
品質管理部スタッフ 坂下品質管理部では、制作物の品質を担保するために、さまざまなルールや仕組みを設けています。
今回は、その中のひとつである 「検品受付」 について、どのような目的で設けられ、どのように活用されているのかをご紹介します。
1. なぜ設けているのか
検品依頼とは、制作チームから品質管理部へ制作物の確認を依頼するための社内の申請です。
検品受付は、その検品依頼だけでは伝えきれない案件の背景や実装意図、重点的に確認してほしいポイントを事前に共有するための仕組みです。
制作物には、案件ごとに異なる要件や制約があります。そうした情報を事前に共有することで、検品担当者が案件への理解を深めたうえで確認を行えるようにしています。
また、確認方針や着眼点をあらかじめすり合わせることで、認識のずれによる見落としや手戻りの防止にもつながっています。
この仕組みは、主に次の目的で運用されています。
- 検品対象や確認ポイントを明確にする
- 案件の特性に応じた適切な検品を行う
- 認識のずれによる手戻りを防ぐ
- 依頼者と検品担当者の共通理解を深める
2. どのような場面で利用するのか
主に次のようなケースで利用します。
- 大規模な更新や多数のページを対象とする案件
- 複数の機能やシステムが関係する案件
- 特殊な実装や例外対応を含む案件
- 検品依頼(テキストベース)だけでは説明が難しく、口頭でのやりとりが望ましい案件
こうした案件では、検品依頼だけでは伝わりにくい案件の背景や注意事項があるため、検品受付を通じて必要な情報を共有し、案件の特性を踏まえた確認を行っています。
3. どのような内容か
検品受付では、案件の背景や確認方針、重点確認事項など、検品に必要な情報を事前に整理・共有します。依頼内容だけでは伝わりにくい実装上の注意事項や対応方針も含めて認識を合わせることで、確認すべきポイントをより正確に把握できるようにしています。
主な内容は以下のとおりです。
- 作業概要や実装内容の説明
- 対応方針や確認手順の共有
- 検品対象や重点確認事項の共有
- 注意事項や品質上の確認ポイントの整理
- 実装の背景や意図の説明
4. 実際の運用内容
実際には、次のような流れで運用しています。
- 検品依頼時に受付希望の旨を記載する
- 検品担当者の決定後に、通話もしくは対面で受付を実施する
- 作業概要や実装内容、対応方針を説明する
- 検品対象や重点的に確認してほしいポイントを共有する
- 必要に応じて質疑応答や依頼内容の補足を行う
案件の背景や確認ポイントについて事前に認識を合わせることで、効率的かつ精度の高い検品につなげています。
また、受付では依頼者からの説明だけでなく、検品担当者から確認や質問を行うこともあります。検品開始前に不明点を解消することで認識のずれを防ぎ、品質リスクの低減につなげています。
5. 運用時に意識していること
運用するうえで、特に意識している点は次のとおりです。
- 検品に必要な情報を事前に整理して共有する
- 関係者間で確認方針や重点確認事項を共有する
- 判断根拠や共有内容を記録として残す
共有内容は記録として残し、関係者が後から確認できるようにしています。また、類似案件での参考情報としても活用し、継続的な品質向上につなげています。
6. この仕組みによって得られること
この仕組みによって以下の効果を期待しています。
- 検品に必要な情報を漏れなく共有する
- 案件への理解を深めたうえで検品を行う
- 案件の特性に応じた適切な検品を実施する
- 見落としや手戻り、品質リスクの低減につなげる
まとめ
今回紹介した 「検品受付」 は、検品に必要な情報を事前に共有し、案件の特性に応じた検品を行うための品質管理上の仕組みです。
品質管理部では、こうしたルールや仕組みを通じて、品質の高い制作物を安心してご利用いただける状態でお届けすることを目指しています。