W3C Japan 30周年記念イベントでWeb Sustainability Guidelines(WSG)を紹介
エグゼクティブ・フェロー 木達本Blogで事前にお知らせしたとおり、W3C Japan 30周年記念イベント「Web Together」にて、Web Sustainability Guidelines(WSG)を紹介するライトニングトーク(LT)を行いました。当日ご参加くださった皆様、そして運営に携わられた皆様に、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
LTで使用したスライドは、すでにWeb Sustainability Guidelines(WSG) | ドクセルで公開中です。LT向けに文字情報を意図的に減らしているため、スライドをご覧になっただけでは、前半部分がわかりにくいかと思います。LT前半の流れを、以下にかいつまんでご紹介します。
- 環境や社会にとっても良きWebデザインを実践しようという考え方、Sustainable Web Designと呼ばれるデザインアプローチは、2000年代から存在したらしい
- Sustainable Web Designは、流行したり注目されることはなかったものの、英語圏のコミュニティでは一定程度受け入れられ、2016年以来5年おきに関連書籍も発売されている(日本語訳された書籍はゼロ)
- コミュニティにおいて画期的だったのは、2019年に公開されたSustainable Web Manifestoで、そのなかで定義されたサステナブルWebの6要素は、その後WSGに取り込まれている
- コミュニティの動きと並行するかたちで、W3CにおいてもSustainable Web Designに関する情報共有、意見交換が始まった。その端緒が、2013年に立ち上げられたSustainable Web Design Community Group
- Sustainable Web Designに関するノウハウをガイドラインとして体系化しても、Community Groupの成果物はW3Cによる承認を受けないため、W3C公式の位置付けにはならない(W3Cが発行する文書の種類参照)。そこで2024年、活動の場がSustainable Web Interest Groupへ移行された