担当者が変わっても品質が落ちないWeb運用へ オペレーションセンターの設計思想
執行役員安井 公平Webサイト運用の課題は、AIやDXといった新しい言葉が登場するより以前から、本質は変わりません。
- 担当者が変わると品質が落ちる
- 業務がブラックボックス化している
- 改善したくても、日々の対応で手一杯になる
- ノウハウが個人に留まり、組織に残らない
これらは、ツールの問題ではありません。
運用が「人」に依存したまま設計されていることが、根本的な原因です。
運用の安定を、個人の努力に委ねない
多くの現場では、「できる人」が何とか回している状態が続きます。短期的には成立しますが、長期的には必ず歪みが生まれます。
- 「できる人」が休むと止まる
- 引き継ぎに時間がかかる
- 改善より維持が優先される
こうした状態を前提にしたままでは、どれだけ良い施策や技術があっても、運用は前に進みません。
必要なのは「組織の機能」として成立させるための仕組み
制作会社の悩みも同じところにあります。そこで私たちがたどり着いた答えが、業務を「誰かのスキル」ではなく「組織の機能」として成立させることでした。
- 役割を分解し、チームで担う
- 業務フローを標準化する
- 判断基準や品質を言語化する
- ナレッジを横断的に蓄積する
- 特定の個人に依存せず、人員の厚みを持たせた体制をつくる
これにより、休暇や異動、体制変更があっても品質が揺らがず、組織として安定したアウトプットを維持できます。
この仕組みは、品質を保ちながら長く継続することが求められるWebサイト運用業務において非常な強みを発揮します。そこで2025年4月1日に設立したのが、この仕組みを中核に置いたWebサイト運用を専門で担う組織「オペレーションセンター」です。
改善が止まらないのは、仕組みがあるから
運用が属人化している状態では、改善はどうしても後回しになります。オペレーションセンターでは、日々の運用そのものが改善につながる構造になるよう設計されています。
- 作業ログを残す
- 振り返りを行う
- 再発防止が共有される
- 次の改善に活かす
一つひとつは地道な取り組みですが、こうした積み重ねが、改善を止めない運用につながっています。
AIや自動化は、運用の土台があってこそ活きる
AIや自動化は、魔法のように運用を変えるものではありません。
- 業務が整理されている
- 判断基準が揃っている
- 品質の基準が明確である
こうした土台があって初めて、技術は力を発揮します。オペレーションセンターでは、AIや自動化を「何かを変えるための切り札」ではなく、安定した運用を支える補助輪として位置づけています。
企業のWeb担当者が抱えている課題と、私たち制作会社が抱えていた課題の本質は同じ「属人化した運用構造」にあります。オペレーションセンターは、この構造的な課題を仕組みで解決するための組織であり、貴社のWebサイト運用を強力にサポートします。またその考え方は、貴社内の課題にも同じように効果を発揮することでしょう。
Webサイト運用を、続けられる形へ
Webサイト運用は、成果を出すこと以上に、その状態を保ち続けられるかどうかが問われるプロジェクトです。オペレーションセンターは、個人に頼りすぎない体制と、改善を積み重ねていくための運用構造を通じて、その土台を支えています。運用体制の見直しや、今後の運用の進め方についてお悩みがあれば、ぜひ一度、お話をお聞かせください。
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