Firefox 139.0がリリース
エグゼクティブ・フェロー 木達デスクトップ版Firefoxのバージョン139.0がリリースされました(リリースノート:Firefox 139.0, See All New Features, Updates and Fixes)。
本バージョンでは、ローカルにページの翻訳を実行する翻訳機能が拡充し、拡張機能ページ(URLスキームがmoz-extension://のページ)でも翻訳できるようになりました。この拡充については、ユーザーからのリクエストが多くあったようです。
また、実験的な機能を提供するFirefox Labsの有効な環境向けに、リンクプレビューという機能が利用可能となっています。これは実際に遷移することなく、リンク先にあるコンテンツの概要を提供するもので、詳細はExploring on-device AI link previews in Firefoxをご覧ください。
フロントエンド周りでは、閉じた状態の<details>
要素がページ内検索の検索対象に含まれるようになった(検索語句を含んでいた場合には自動的に開かれる)点や、hidden
属性においてuntil-found
値がサポートされ、非表示のHTML要素であってもページ内検索の検索対象に含めることができるようになった点が、個人的に気になりました。
本バージョンには、ほかにも複数の機能追加、バグ修正、セキュリティ修正(全10件、うち重要度がクリティカル:1件)が含まれています。開発者向けには、Firefox 139 for developersが参考になるでしょう。
次のメジャーバージョンアップ、Firefox 140のリリースは、Firefox Release Calendarによると2025年6月24日の予定のようです。