2021年10月5日 品質で選ばれ続けるために

取締役(CTO)
木達 一仁

前回の私のコラム「学び続ける理由」のなかで、ミツエーリンクスとはというページに言及しました。古くから存在していたものの、比較的最近になって内容が更新されたページで、当社の「ビジョン」「アイデンティティ / ミッション」「コンセプト」「バリュー」が整理されています。今回は、その中の「コンセプト」にスポットを当てたいと思います。当社のコンセプトは

品質をリードする

です。そして、より詳細には

「技術品質」「プロセス品質」「サービス品質」の継続的改善に努め、ミッションを実現

と定義されています。この品質へのこだわりは20年以上前、品質保証の国際規格・ISO9001を業界で初めて取得したことに端を発します。以来、業務内容のルール化や、プロセスの継続的改善を社内文化として根付かせてきました。しかし当社が品質を重視する理由は、それだけではありません。

Web技術の進化と普及に伴い、便利なツールやサービスが数多く登場し、Webサイトを立ち上げコンテンツを公開するだけなら、今や専門的知識がなくとも可能です。また業界の成長と成熟に伴い、Webに長けた人材が事業会社側へ徐々に拡散した結果、Webサイトの構築や運用を内製する比率はますます、高くなっているように感じます。

そんな時代に、受託で請け負う当社の存在意義とは、お客様のご要望に応えるだけの高い専門性であり、またその専門性に裏付けられた品質の高さだと思うのです。

今年2月、私は「レディメイドとオーダーメイド」というコラムを書きました。当社がお客様に提供しているのはレディメイドではなくオーダーメイドのWebサイトである、という主張です。そうであればこそ、当社はレディメイドより高い品質を制作物で提供すべきでしょう。

システム開発やソフトウェア開発の分野では、機能要件と非機能要件という言葉がよく使われます。それに似て、Webコンテンツの品質についても、そのコンテンツに固有で求められる品質と、そうではなく当たり前品質として求められるものの2種類が考えられます。

後者、つまり非機能要件に属する位置付けの品質としては、Web標準への準拠やアクセシビリティ、さまざまな表示スクリーンに適応できるビジュアルデザイン(マルチスクリーン・デザイン)、表示パフォーマンスなどが挙げられます。

いずれもWebという媒体の特性を踏まえたとき、コンテンツの価値や機会、信頼を最大化するうえで不可欠な品質であり、同時に当社が長年に亘って地道に取り組んできた品質でもあります。「餅は餅屋」という言葉がありますが、そうした非機能要件に属する品質で強みを発揮し、またそれが理由でお客様からご依頼をいただけてこそ、私は受託の立場に矜持を感じます。

品質の追求は、終わることのない旅のようなもの。お客様から品質の高さで選ばれ続けるために、これからも地道に継続的改善を積み重ねていきたいと思います。

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