目標達成に向けた活動実績を色分けして表示することで、企業のサステナビリティに関する目標の達成状況が一目でわかります。

(この記事は、2021年1月13日に公開された記事「Nike: Presenting sustainability targets online」の日本語訳です。)

Nikeのサイトの画面キャプチャ

The Feature(特筆すべきこと)

アメリカ最大手のスポーツ関連製品のメーカーであるNikeは、企業としての考え方や姿勢をまとめたマイクロサイト「Purpose」で、2020年の目標達成に向けた活動実績の概要を掲載しています。

コミュニティーへの投資、工場の労働状況、二酸化炭素の排出量、エネルギーと廃棄物の消費量など、そこにはいくつものカテゴリーがあります。

基準とする2015年まで、5年間のデータをさかのぼれます。パーセンテージや二酸化炭素量を表すキログラムなど、各項目の測定単位も記載しています。

また、2015年に公開した数値との変化、2020年の目標は右側の列に表示しています。

そして「FY19 Change vs. Baseline」という列では、緑と赤の矢印を使用して、2019年の変化が「好ましい」か「好ましくない」かを示しています。例えば、エネルギー消費量の4%増加は、赤の上向き矢印で好ましくないことを示し、埋め立て地からの廃棄物転用の増加は、緑の上向き矢印で好ましいことを示しています。

The Takeaway(ここから得られる知識)

Nikeの各目標は、全体的にコンパクトでわかりやすい表で示されています。特に実績の表示方法が革新的で、結果の良しあしが一目でわかるようにデザインされています。

緑(好ましい)と赤(好ましくない)で色分けした矢印の導入は、シンプルですが効果的です。

特定の指標におけるパーセンテージの増減を見て、サステナビリティ全体にプラスの影響を及ぼすのか、マイナスの影響を及ぼすのか、理解するのは簡単ではありません。しかし、Nikeの表はそれを明確に示しています。

https://purpose.nike.com/2020-targets-performance

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