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米国Byte Level Research社の許諾を得て、同社が運営するWebサイト「Global by Design」の記事を翻訳してお届けします。翻訳の正確性は保証いたしかねますので、必要に応じ原文を参照ください。

ミツエーリンクスでは、「グローバルWebサイト運用」サービスを提供しています。ガバナンスの強化から多言語対応に至るまで、どんな内容でもお気軽にお問い合わせください

インターネットがデバイスをつなげるなら、人々をつなげるのは言語

(この記事は、2019年3月20日に公開された記事「The internet may connect devices, but language connects people.」の日本語訳です。)

今週、私は言語の重要性に関する記事をLos Angeles Timesに寄稿しました。ゆっくりと、しかし着実に、世界の先進的なブランドはサポート言語を増やしていることを紹介する記事です。

掲載記事の画面キャプチャ

記事は、America's biggest brands are increasingly multilingualでお読みいただけます。

tekom Europeの『Year Book 2018』に寄稿

(この記事は、2019年3月14日に公開された記事「World Book Tekom: Speaking in Tongues」の日本語訳です。)

tekomの発行する『Year Book』の最新号に、「異言を話す:Webサイトにおいてサポートすべき言語はどれか?(Speaking in Tongues: What Languages Should Your Website Support?)」というタイトルで記事を寄稿しましたので、お知らせします。

Year Book 2018

Women Entrepreneurs Grow Global

(この記事は、2019年3月8日に公開された記事「Women Entrepreneurs Grow Global」の日本語訳です。)

何年も前のことですが、私はLaurel Delaneyという名前の女性とお会いしました。彼女はGlobeTradeというコンサルタント会社を設立し、また輸出に関する非常に優れた書籍を数多く執筆しています。その一冊については、過去のBlog記事『How to succeed at exporting: A Q&A with Laurel Delaney』で言及しています(訳注:「Global by Design」日本語版がスタートするより前の記事のため、日本語訳はありません)。

2008年にLaurelはWomen Entrepreneurs Grow Global(以下「WEGG」)というサイトを立ち上げました。数年後、彼女は思い切って運営母体を非営利団体にし、サービスやメンバーシップの拡大、グローバル展開を行いやすくしました。同組織の2015年の設立以来の成長ぶりに、私は感銘を受けています。

そして本日、彼らはWebサイトをリニューアルしたのですが、一見の価値があると思います。「wegginars」と名付けられたオンラインセミナー(訳注:オンラインセミナーとしてはウェブとセミナーの2語を組み合わせた「webinar」という言葉が広く流通していますが、「wegginar」はそのwebinarとWEGGを掛け合わせたもののようです)をはじめ、同サイトでは無料でリソースを多数、提供しています。本拠地はシカゴですが、インターネットのおかげで世界中どこからでもwegginarに参加できます。

また、専門コンサルタントの一人として彼らと関わっていることを嬉しく思っています。数年前にさかのぼりますが、私のwegginar情報もご覧いただけます。

最後に、スポンサーになることに興味をお持ちかもしれないあらゆる企業様に向け宣伝させてください。WEGGはグローバル対応に関する気づきや認識を高める、素晴らしい組織です。WEGGへのご支援を是非ご検討ください!

自動車業界のグローバルWebサイトで2019年のトップはVolvo

(この記事は、2019年2月26日に公開された記事「Volvo: The best global automotive website of 2019」の日本語訳です。)

2019年版Webグローバリゼーション・レポート・カードにおいて、自動車業界からは以下に挙げる16のWebサイトを調査しました。

  • Audi
  • BMW
  • Chevrolet
  • Ford
  • Honda
  • Hyundai
  • Land Rover
  • Lexus
  • Mercedes
  • Mini
  • Nissan
  • Subaru
  • Tesla
  • Toyota
  • Volkswagen
  • Volvo Cars

昨年のBMWに代わって首位に立ったのは、Volvoでした。Volvoは昨年、サポート言語の追加や新しいデザインへのリニューアルをはじめ、目覚ましいアップグレードをグローバルサイトで行いました。以前はスプラッシュ画面のようなグローバルゲートウェイを置いてあるだけだったのが、ジオロケーション技術を採用し、ユーザーが好ましく感じるであろうWebサイトでおもてなしをするようになっています。

かつてのVolvoのグローバルゲートウェイ

そういうわけで、ドイツ国内から.comドメインにアクセスしたユーザーは、ドイツ語で書かれた挨拶文を目にすることいなります:

リニューアルされたVolvoのサイト。ドイツ語で書かれた挨拶文が書かれている。

残念ながら、ひとたびローカルサイトにアクセスすると、地球のアイコンが手助けにはなるものの、さほど目につきやすくはないフッターにグローバル・ゲートウェイが置かれています。

Volvoの日本向けのサイトのフッター。グローバル・ゲートウェイが中央に見える。

グローバル・ゲートウェイはなぜ重要か

Nissanはいまだnissan.comドメインを確保できておらず、結果としてグローバルサイトはnissan-global.comで運営しています。アメリカ向けのサイトを運営しているドメインは、nissanusa.comです。ユーザーがnissan.comにアクセスして目にするのは、以下の画面です:

nissan.comの画面キャプチャ。Nissanへの苦言をアピールするサイトになっている。

すべての企業が.comドメインを手に入れられるとは限りません。手に入れられなければ、ユーザーフレンドリーなグローバル・ゲートウェイを設けることは必要不可欠です(Nissanは目下、それをしていません)。

Nissanについて一つ良い点を記しておくと、ローカル向けにコンテンツやソーシャルフィードをサポートすることには古くから取り組んできたリーダー的存在で、以下に示すのはフランス向けのサイトでそれらが埋め込まれている様子です。この種のコンテンツは、より新鮮でよりローカルに馴染む印象をもたらします。

Nissanのフランス向けサイト。Twitterのソーシャルフィードが流し込まれている。

国旗の掲載はやめよう

Teslaは昨年、17言語を継続的にサポートしていましたが、これはBMWやMercedesと比べ遥かに劣っている数字です。またTeslaは、ナビゲーションにおいて国旗にかなり頼り続けています:

Teslaのグローバル・ゲートウェイ。台湾の国旗を掲載している。

台湾の国旗を掲載することは、同社の中国に対する投資に関して問題を引き起こす可能性があります。そして、中国と台湾の関係というのは、企業がWebサイト上に国旗を掲載すべきでない数ある理由の一つに過ぎません。

以下、レポート・カードからいくつか要点を紹介します:

  • 16社中5社が、昨年サポート言語を増やしました。
  • 自動車業界はかねてよりサポート言語においてリーダー的存在でした。16社の平均サポート言語数は、全業界での平均を上回る41言語です。
  • 50言語をサポートする最初の自動車会社が現れました。
  • 半数以上の企業が、国別コードを素晴らしくサポートしていました。
  • グローバルでのユーザー体験を改善すべく、言語ネゴシエーションを使い始めた会社がありました。
  • グローバル製品の製造には長けているにもかかわらず、自動車業界は多くの国・地域に対しグローバルな一貫性を提供するのが不得手のようです。その結果として、異なるWebサイトのメンテナンスにより多くの時間とコストをかける必要があります。

自動車業界のWebサイトの調査には、40ページを割いています。

500ページ超の完全な(より多くの内容を含んだ)レポートについては、Webグローバリゼーション・レポート・カードをチェックしてください。

サポート言語数で差をつける:30言語でも平均に満たない理由

(この記事は、2019年2月20日に公開された記事「Leading with languages: Why 30 languages is below average」の日本語訳です。)

何度かお話ししてきたように、インターネットはデバイスをつなげますが、人々をつなげるのは言語です。

そしてあなたが世界中に40億といるインターネットユーザーの話す母語について調べたなら、多くの人々とつながるには多くの言語をサポートしなければならないことを知ることになるでしょう。

世界の41.7億インターネットユーザーが話す母語の内訳を示すグラフ。1位は20%の中国語、2位は19%の英語、3位は7%のスペイン語、4位は4%のアラビア語で、それ以外の言語が3%以下で続く。

実際、全インターネットユーザーの9割とつながろうと考えるなら、40以上の言語をサポートする準備をしてください。それこそは、数多くの言語をサポートする組織や企業が顧客なり会員、訪問者を伸ばす傾向にあることが驚きに値しない理由です。

Facebookは100以上の言語をサポートし、そのユーザー数は20億近くにもなります。Googleはその検索エンジンで100以上の言語に対応し、世界中(ただしロシアと中国を除く)において主要な検索サービスという地位を築いています。そして(2019年版レポート・カードで首位に輝いたWikipediaは280以上の言語をサポートし、月間ページピューは平均で170億を超えます。

しかし、そうした一部の組織や企業を除いては、サポート言語を増やすのは容易ではなく、膨大なコストが発生し得ます。その投資は(大抵の組織にとって)長期的には十分成果に見合うと私は説明していますが、共通して耳にするのは、一体どれだけの数の言語をサポートすべきという質問です。

ビジネスや予算、顧客、ゴールへの理解なくして、質問に答えることは困難です。

2019年版Webグローバリゼーション・レポート・カードの最新データから言えるのは、世界の先進的なブランドにおいてサポート言語数が「平均で」32言語ということです。

2004年から2019年にかけての平均サポート言語数の推移をあらわすグラフ。2004年には15言語だったのが、2019年には32.8言語にまで、右肩上がりで増加してきた。

同じWebサイトを長年にわたり調査することの長所としてAppleやMicrosoft、BMW、Philipsといった企業がどれほど多くの言語をサポートしてきたかを知るのみならず、具体的にどの言語をサポートしたか把握できます。過去2年ほどで平均サポート言語数の伸びは緩やかになっており、全体的な傾向は明らかです。企業は、グローバルにそのリーチを広げるに連れ、サポート言語を追加し続けています。例えばStarbucksは2003年には3言語を増やしただけでしたが、現在は27言語をサポートしています(そしてつい昨年には新たなローカルサイトを開設しています)。

将来、この平均値がさらに倍になると私は期待しています。まだ一握りの企業しかインドに向けローカライズをしていませんが、この国には20以上の公用語があります。例えばヒンディー語は、レポート・カードで取り上げたWebサイトのたった7%でしかサポートされていません。

今年のレポート・カードの冒頭に記した通り、貿易戦争や関税、メキシコとアメリカのあいだの壁が話題に上がるなかで、企業はグローバル戦略を後退させつつあるとお考えの方がいらっしゃるかもしれません。しかし、事実は異なります。

今年のレポート・カード絡みの記事はまだ続きます、引き続きご注目ください!

2019年版Webグローバリゼーション・レポート・カードより上位サイトを発表

(この記事は、2019年2月15日に公開された記事「The best global websites from the 2019 Web Globalization Report Card」の日本語訳です。)

仮で『Webグローバリゼーション・レポート・カード』と題した新しいレポートのために、私がWebサイトのベンチマークを始めたのは、15年前より昔にさかのぼります。最初に発行したレポート・カードで首位に輝いたのは、当時まだスタートアップ企業だったGoogleでした。検索インターフェースは50言語をサポートし、その多くはボランティアの翻訳に依存していました。当時、私が調査したWebサイトのほとんどは、10にも満たない数しか言語をサポートしていませんでした。

思えば遠くに来たものです。先進的なグローバルブランドのサイトにおいては、「平均で」30言語がサポートされています。世界共通の辞書とも呼ぶべきWikipediaなど、上位25サイトにランクインするサイトの大半が30言語をサポートしたのははるか昔のことです。私は週に1度はWikipediaを利用していますが、きっと他の大勢の方々もそうでしょう。Wikipediaは質素にデザインされており、モバイルフレンドリーで、280以上の言語をサポートしています。Wikipediaはコミュニティーによる時間的、資金的な支援に頼っているため、同サイトのサポート言語数は驚異的と言うほかなく、コンテンツやWebサイトのグローバル対応に関して、私たちの取り組みはまだ始まったばかりであることを思い起こさせます。

2019年版Webグローバリゼーション・レポート・カードにおける上位25サイト。1位:Wikipedia、2位:Google、3位:NIVEA、4位:Microsoft、5位:IKEA、6位:Adobe、7位:Philips、8位:Cisco Systems、9位:Hotels.com、10位:Facebook、11位:Siemens、12位:Intel、13位:Uber、14位:Nestlé、15位:Nikon、16位:Volvo Cars、17位:Deloitte、18位:Hitachi、19位:Canon、20位:Booking.com、21位:GoDaddy、22位:Emirates、23位:Church of Jesus Christ of Latter-day Saints、24位:Toyota、25位:Audi

Wikipediaのほかに、今年のレポート・カードにおける上位25サイトにはGoogleCiscoDeloitteNIVEAAdobePhilipsといった常連が名を連ねています。新たに今年ランクインしたのはUberVolvoEmiratesです。

上位25サイトのそれぞれにおいて運営に携わっている皆さんに向け、繰り返し拍手を送ります。言語をサポートすることがどれほど困難たり得るか、経営陣にとっての母語を話す人々のみならず、あらゆるユーザーに向けユーザビリティを確保するためにどれだけ継続的に奮闘しなければならないかを、私は知っています。

今年注目の発見

  • 行動は言葉よりも雄弁です。メキシコとアメリカのあいだの壁やら、欧州連合からのイギリス脱退が話題に上がるいっぽうで、企業はグローバルにリーチを広げ続けています。先進的なグローバルブランドのサイトにおける平均サポート言語数は、32に達しました。これは10年前の倍以上に相当します。
  • スーパーボウルの合間にGoogleがGoogle 翻訳の広告を打ったのは、理にかなっています。インターネットがコンピューターをつなげるなら、言語は人々をつなげます。Google 翻訳は100以上の言語をサポートし、あまたのWebサイトにおいて言語面の「フロントエンド」として機能しています。
  • サポート言語の追加で目立ったのがUber。過去2年で11言語を追加し、今や46言語をサポートしています。
  • 自動車業界でトップに立ったのはVolvoでした。

上位サイトの関係者の皆さん、おめでとうございます。今後数週にわたって、より多くの情報をレポート・カードから紹介しますので、注目してください。

2019年版Webグローバリゼーション・レポート・カード

豚年の始まり(そしてローカルサイトの対応状況をチェック)

(この記事は、2019年2月5日に公開された記事「The Year of the Pig (one localized website at a time)」の日本語訳です。十二支における「生肖」は、日本では猪ですが、中国では豚です。)

旧正月、すなわち旧暦の正月を迎えました(アジアでは関連して、祝賀行事が催されました)。

過去に何度かしてきたように、グローバル企業のローカルサイトが旧正月をどのように迎えたかをチェックしたいと思います。

これまでと同様、祝賀と幸運をあらわす赤色の使用を、多く目にすることになるでしょう。

まずはGoogleから:

Googleのサイトの画面キャプチャ

BMWは、中国向けサイトのトップページを赤色で実質的に埋め尽くしています:

BMWのサイトの画面キャプチャ

Buick(中国で躍進中のブランド):

Buickのサイトの画面キャプチャ

Nike:

Nikeのサイトの画面キャプチャ

Starbucks:

Starbucksのサイトの画面キャプチャ

Coach:

Coachのサイトの画面キャプチャ

Gucci:

Gucciのサイトの画面キャプチャ

Hermes(適切とは言い難いプロモーション):

Hermesのサイトの画面キャプチャ

ラグジュアリー業界に関して言えば、Webグローバリゼーション・レポート・カードの次の版でお分かりになると思いますが、中国市場に積極的に投資しているにも関わらず、Webサイトのグローバル化においては後れを取っています。

<ごく個人的な忠告>豚がほとんどの犬より賢いということをご存知でしたか?残念なことに私たちは、その賢くも情深い生き物を日々、何百万と食用に供しています。この素晴らしい動物に敬意を表し、皆さんには肉食の機会を減らすか、すっかり止めてしまうことをお願いします(私も以前はお肉を食べていましたが)。バーベキューに育まれた一人として、このようなことを書く日が私に訪れようとは思いもしませんでしたが、それはあなたが肉食をやめても死んでしまうことのない証拠です。それどころか、肉食をやめればより健康になるでしょう。動物たちを救うことをご検討ください!</ごく個人的な忠告>

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