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「Global by Design」日本語版

米国Byte Level Research社の許諾を得て、同社が運営するWebサイト「Global by Design」の記事を翻訳してお届けします。翻訳の正確性は保証いたしかねますので、必要に応じ原文を参照ください。

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アルゼンチンでは、どちらの電源プラグを使うと思いますか? 答えは両方です

(この記事は、2018年11月11日に公開された記事「Which power plug do you use in Argentina? Both of them...」の日本語訳です。)

少し前にアルゼンチンへ旅行に行くことになり、私は適正な電源プラグを持参しようと決めました。実際のところ、アルゼンチンでは2種類の規格が存在しており、どちらをホテルの部屋で使うことになるかは予想がつきません。前回訪れた際には、Iタイプと呼ばれるプラグだけを使うだろうと思っていたのですが、それは誤りでした。

最近の旅行で私は、CタイプとIタイプの両方を持って行きました:

Cタイプ(左)とIタイプ(右)の電源プラグ(詳細はArgentina: power plug adapter needed?参照)

そしてその結果には満足しています。泊まったホテルのいくつかでは、一方しか使えなかったからです。

しかし、モダンな造りをしたとあるホテルで、私は以下の写真にあるような両用タイプを目にしました:

CタイプとIタイプの両方の電源プラグが使えるコンセント

もしアルゼンチンじゅうをたっぷり旅しようとお考えなら、両方のプラグを持って行くことをお勧めします。

国旗に使われている色の意味とは?

(この記事は、2018年10月8日に公開された記事「What do the colors of your flag mean?」の日本語訳です。)

国旗の色が一体何を表しているか、不思議に思ったことはありませんか?

Flag Storiesは世界中の国旗の素晴らしいコレクションであり、分析であり、広範なインフォグラフィックのコンピレーションです。

たとえば、国旗において共通して使われている要素や色についての視覚的なコンピレーションをご覧になれます。このサイトは、私がたびたび主張してきたことを強調するものです。つまり、あまりに多くの国旗が似通っているため、国旗に依存したグローバル・ゲートウェイのメニューがユーザビリティを向上させることは無い、ということです。

同サイトではまた、色が個々に何を象徴しているかを学ぶこともできます:

色が象徴している対象をあらわしたインフォグラフィック

Verisignがヘブライ語の.comドメインを提供開始

(この記事は、2018年9月10日に公開された記事「Verisign launches Hebrew .com domain」の日本語訳です。)

Verisignは長年に渡り.comドメインのレジストリとして大きな利益を得てきました。そのため、同社が.comの異なる言語/書体バージョンから継続的な利益を得ようと取り組んでいても、驚きに値しません。

最近になって同社は、ヘブライ語の.comドメイン、קוםについての取り組みを進めました。

CircleIDの記事には、次のようにあります:

2017年9月、Verisignはイスラエルで従業員数30人以下の中小企業に勤める意思決定層の150人を対象に調査を行い、69%が完全なヘブライ語のドメイン名の利用に前向きだった、としています。

しかし、Domain Name Wireの記事はこのドメインに関し、それほど楽観的ではありません:

これまでのところは、事はうまく進んでいません。Verisignは同種のドメインを3つ立ち上げていますが、日本語の.コム、韓国語の.닷컴の登録数はいずれも7,000に届いていません。韓国語で.netに相当する.닷넷の登録数は、さらに少ない数です。

ここで大事なのは「これまでのところは」という言葉です。非ラテン言語のドメインが登場してから、まだそれほど時間は経っておらず、私はまだ普及に楽観的でいます。思うに、普及を阻む主な障害の一つには、ドメイン名をすっかり無き者にしてしまうモバイルアプリの成功があるでしょう。しかし将来、Facebookのような閉じた世界が存在感を失い、結果として国際化ドメイン名が再び脚光を浴びるとも限りません。

国際化ドメイン名(IDN)については、国際化ドメイン名の地図の最新版もご覧ください。

Webサイトから国旗の掲載を取り下げるべき時

(この記事は、2018年8月21日に公開された記事「It's time for your website to go flag free」の日本語訳です。)

もしあなたがWebサイトで台湾の国旗を掲載しているなら、警告を受ける可能性にご注意ください......中国から。

この一年のあいだに何度となく書いてきたように、多国籍企業が台湾をWebサイト上でどのように扱っているか、言語的のみならず視覚的な表現についても、中国は細心の注意を払っています。そしてその対象には、グローバル・ゲートウェイも含まれます。

実際のところ、グローバル・ゲートウェイに国旗は一切必要ありません。台湾どころか、あらゆる国旗が不要なのです。今こそ、Webサイトから国旗の掲載を取り下げるには良いタイミングでしょう。

国旗を掲載しないということは、フラストレーションから解放されることを意味します。

私は、Webサイトから国旗を削除すべき理由を多数、詳細に記したレポートを新たに出版しました。レポートでは、実際に国旗を削除した事例も掲載しており、そのなかにはCostcoやGoogle、Sanofi、Siemensといった企業が含まれます。

レポート「FLAG FREE: 10 Reasons to Remove Flags from Your Website」

同レポートは、2018年版Webグローバリゼーション・レポート・カードを購入された方には無料で提供します。

世界で最も多言語対応の進んだWebサイトとは?(2018年版)

(この記事は、2018年8月14日に公開された記事「What's the world's most multilingual website? (2018 update)」の日本語訳です。)

数ヶ月前、私はMultilingualに寄稿した記事のなかで、世界で最も多言語対応の進んだWebサイトはGoogleでもFacebookでもなく、Wikipediaでもないということを書きました。

答えは、Jehovah's Witnesses(エホバの証人)のWebサイトです。

記事において私は次のように記しています:

JW.orgのWebサイトは、675種類以上の書き言葉をサポートしています。書き言葉にとどまらず、同サイトは90以上の異なる手話をサポートしているのです。ダウンロード可能なPDFコンテンツは、アディゲ語からザザキ語に至るまで、総計941言語で提供されています。

これと対照的に、Appleは34言語をサポートしているに過ぎません。今や世界を支配していると言っても過言ではないAmazonがサポートしているのは、たった15言語です。私が調査したところでは、世界的に著名なブランドがサポートしているのは平均31言語で、毎年およそ1言語ずつ増加している傾向にあります。

宗教界のリーダー達は、言語の持つ力をよく理解しているようです。テック業界のリーダー達も同様です。残念なことに、それ以外のビジネスリーダー達のほとんどは、まだ認識が足りないようです。

以下に示すのは、2018年版Webグローバリゼーション・レポート・カードから引用した、最も多言語対応の進んだWebサイトのトップ10です:

最も多言語対応の進んだWebサイトのトップ10。Jehovah's Witnesses:676言語、Wikipedia:298言語、Google:172言語、The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints:115言語、Facebook:107言語、Cocap-Cola:48言語、Honda:48言語、Twitter:47言語、NIVEA:46言語、Nissan:46言語

トップ10のなかでも、サポート言語数にかなりのギャップがあることに注目してください。AudiIKEA3MNikonCiscoといった企業は、およそ40言語で頭打ちとなっています。しかしそれでも、ほとんどの企業からすれば、40という言語数は素晴らしい成果なのです。先進的なグローバルブランドにおけるサポート言語数の平均は、32言語にとどまっています。

2004年から2018年にかけての平均サポート言語数の変遷を表すグラフ。2004年:15言語、2007年:19言語、2010年:23言語、2013年:29言語、2017年:32言語、2018年:32.5言語

次なる言語ブームは、インド国内で巻き起こることでしょう。しかし、AmazonIKEAといった企業ですら、インドの数ある公用語に対して十分な投資を行うことに対し消極的でしたから、一定の時間を要するだろうと思います。

多言語化対応を進めているリーダー達について、より詳しくはWebグローバリゼーション・レポート・カードの無料サンプルをご覧ください。

グローバル・ゲートウェイに国旗を使うべきではないもうひとつの理由

(この記事は、2018年7月14日に公開された記事「Yet another reason to avoid using flags on your global gateway」の日本語訳です。)

このBlogの読者ならよくご存知かと思いますが、グローバル・ゲートウェイに国旗を使うべきではないと主張する際、私はよく中国と台湾を引き合いに出しています。もちろん理由は他にも多くありますが、地政学的な理由というのは最近、深刻さを増しているのです。

国旗の使用を避けるべき別の理由として、ロシアとコソボに言及することもできます。New York Timesが記事にしているように、コソボはFIFAのメンバーであるにもかかわらず、自身の国旗をワールドカップの競技場に掲げることができませんでした:

金色で描かれたコソボの国の形と白い星を6つ、青地にあしらったその国旗は、トーナメントの主催者によってワールドカップ競技場に掲げることを禁じられた、20以上ある国旗のひとつです。

以下の画像にある国旗が、スタジアムでの掲示を禁じられたものです:

New York Timesの記事に掲載された、掲示を禁じられた国旗

多くの国がコソボとその国旗を法的に認めているいっぽう、ロシアは認めていません。今年のワールドカップはロシアが主催国だったため、上述のような結果となりました。

グローバル・ゲートウェイの話に戻りましょう。

グローバル・ゲートウェイは、訪問者がロケールの設定を見つける(または変更する)手助けをするためのものであって、地政学的な見解を示すものではありません。

質素に、国旗を使うのは避けましょう。

多くの企業が苦い経験を通じてこの教訓を学んでいますが、より多くのWebサイトから国旗が削除されつつあることを私は知っています。より詳しくはWebグローバリゼーション・レポート・カードや『Think Outside the Country(日本語版タイトルは「グローバルWebサイト&アプリのススメ」)』をご利用ください。

運転席へようこそ:サウジアラビアにおける女性運転解禁を歓迎する自動車メーカーの取り組み

(この記事は、2018年7月12日に公開された記事「Welcome to the driver's seat: Which automakers are doing the best job of welcoming female drivers in Saudi Arabia」の日本語訳です。)

サウジアラビアで女性の運転が法的に解禁されてから1ヶ月が経ちましたが、これを機に誕生した大量の新規顧客を各国の自動車メーカーがどれだけ歓迎しているか、私は知りたいと思いました。

多くの自動車メーカーのサウジアラビア向けWebサイトを調べるのに時間を費やし、その結果をすべて2018年版Webグローバリゼーション・レポート・カードに含めました。

目下、グローバルな自動車メーカーにおける歓迎の動きは悠長で、のんびりし過ぎていると思います。

しかしここで注目に値する企業を2社、紹介したいと思います。FordAudiです。

少しだけ背景を書きますと、私がWebグローバリゼーション・レポート・カードで調査した自動車メーカーの半数以上は、今やWebサイトでアラビア語をサポートしています。また大抵の自動車メーカーは、一部ないしほぼ全てのコンテンツをサウジアラビア向けにローカライズしたWebサイトを運用しています。

FordとAudiの話に戻りましょう。

Fordは以下に示す通り、とても魅力的なトップページを公開しています:

Fordのサウジアラビア向けサイトのトップページ

見出しには「あなたがドライバーです。運転席へようこそ。」とあります。

そしてその下にあるリンクをたどると、以下のような女性ドライバーの画像を目にすることになります:

Fordのサイトに見られる女性ドライバーの画像

AudiのWebサイトもまた、太字で「歴史はたびたび書き換えられてきました。今回は車の運転についてです。」という歓迎メッセージを掲載しています。

Audiのサウジアラビア向けサイトにあるメッセージ

リンクをたどると、家を出てAudiに乗り込む夫婦の姿を映し出す動画が現れます。そこで夫ではなく妻が運転席に収まるのを目にするのです。世界中の他の地域において、これは決して珍しいシーンとは言えないでしょう。しかし、サウジアラビアでは状況が異なります。

Audiのサウジアラビア向けサイトで公開されている動画

Audiはまた、試運転を申し込むフォームへのリンクも設けています。これは良い取り組みです。

Audiのサイトに見られる試運転を申し込むフォームへのリンク

FordAudiの他にも、潜在的にドライバーが倍増したことへの対応として前向きな事例が、わずかながら認められました:

この記事で言及しなかった自動車メーカーは、控えめに言っても、新規顧客を歓迎する取り組みを十分に進めているとは言い難い状況です。そして私には、この状況をメーカー自身が認識していないように思えます。Webのローカライゼーションとはすなわち敬意であり、それは言語や文化、人々に対する敬意です。

動車業界やそれ以外の業界について、Webサイトのグローバライゼーションにおけるベストプラクティスをもっと学びたいようでしたら、2018年版Webグローバリゼーション・レポート・カードを活用ください。

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