もうHTMLをXHTMLで書くことは推奨されないという話

アクセシビリティ・エンジニア 中村(直)

春です。入社式のニュースが流れてくる季節ですが、当社もこの4月に多くの新入社員を迎えることができました。

そんな若者について、そもそもXHTMLという単語は何だろうという反応をするかもしれない一方で、長らくHTMLと付き合ってきた人は、XHTMLについて複雑な想いを抱く方も多いだろうと思います。そんな往年のXHTML1時代を過ごしてきた方に改めてお伝えしたいことは、XHTML(HTML Standardでは正確にはXML構文)でHTMLを書くことが推奨されないことが仕様に明示されるようになるというものです。

これは、HTML Standardを管理しているGitHubにWarn that the XML syntax is not recommendedというプルリクエストが作成されたことによります。

このプルリクエストは、XML構文が記載されている14章に次のWarningを追加するというものです。

Using the XML syntax is not recommended, for reasons which include the fact that there is no specification which defines the rules for how an XML parser must map a string of bytes or characters into a Document object, as well as the fact that the XML syntax is essentially unmaintained -- in that, it's not expected that any further features will ever be added to the XML syntax (even when such features have been added to the HTML syntax).

訳すとすると、次のようになるでしょうか。

XML構文の使用は推奨されません。その理由としては、XMLパーサーがどのように文字列をDocumentオブジェクトにマッピングしなければならないかという規則を定義する仕様がないこと、XML構文が基本的にメンテナンスされていないことが挙げられます。つまり、XML構文にこれ以上の機能が追加されることは期待されていません(HTML構文にそのような機能が追加されたとしても)。

Warningとしての記載ですので、規範的(normative)なものではないという理解ですが、HTML Standardで明示されることは意義があると捉えています。

このプルリクエストについて、既にメンテナーはポジティブな反応を示しており、近いうちにマージされると思われます。

<meta />のようなコードは古めかしいものであって、推奨されないということを頭に入れつつ、新人研修に備えたいところです。