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「Global by Design」日本語版

米国Byte Level Research社の許諾を得て、同社が運営するWebサイト「Global by Design」の記事を翻訳してお届けします。翻訳の正確性は保証いたしかねますので、必要に応じ原文を参照ください。

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中国のWebサイトで台湾の国旗を掲載すると閉鎖を余儀なくされるのか?

(この記事は、2018年1月16日に公開された記事「Can displaying the Taiwan flag get your website shut down in China?」の日本語訳です。)

台湾の国旗をメニューに掲載している例

手短な回答:場合によります。

その国旗をどのように表示させているか次第で、答えは変わります。例えば、その国旗がグローバル・ゲートウェイにあったとき、付記している文言は「国を選択してください」でしょうか、それとも「国または地域を選択してください」でしょうか?

これは些細な違いと映るかもしれませんが、「国を選択してください」だった場合、最近Marriottに対して取ったような厳しい処置を中国が講じ、多額の損失が発生するかもしれません。MarriottのWebサイトは現在、運営を停止させられています。

前の記事でも書いたように、Marriottは台湾の国旗をグローバル・ゲートウェイに載せていたわけではありません。今回の一件は、顧客向けのアンケートにおいて台湾、チベット、香港、マカオを国として扱ったことに由来します。そのアンケートが外注先によって作られたものだったとすると、この顛末は驚くに値しません。しかしそれが起きた理由は目下、重要ではないでしょう。重要なのは同じ過ちを繰り返さない、いやそもそも初めから起こさないことです。

Marriottだけではありません。MedtronicDeltaZaraは過去、グローバル・ゲートウェイで台湾を国として扱うという同様の過ちを犯し、謝罪を求められています。

ロイターの記事には、次のようにあります:

たとえプルダウンメニューについてのみであったにせよ、中国の主張するところの領土を外資系企業がどう取り扱うか、警戒する取り組みが明らかに強化されているということは、国際社会において勢いを増す中国が主権問題にどれだけ敏感になっているかを明白にするものです。

複数の中国当局が異なる産業にわたって企業への非難に関与したことを受けて、政府高官レベルでの調整の可能性が示唆されました。

同じような目に遭わないためにすべきことは何でしょう?

もしグローバル・ゲートウェイで国旗を用いているなら、今こそ掲載を取り下げるべきと私は勧めます。私はこれまでBlog記事Webグローバリゼーション・レポート・カード、そして最新の著書を通じ、国旗を用いることの課題やリスクについて書いてきました。

国旗を用いることのメリットは、単純にリスクと見合いません。

そして私はこれまで数多くの企業とご一緒し、グローバル・ゲートウェイを地政学的により中立なものへとリニューアルしてきました。その結果として、表示パフォーマンスとメンテナンス性の双方において、グローバル・ゲートウェイがより優れたものになるという利点ももたらされます。

しかし、私がこの記事を書いている現時点においても多くの多国籍企業、その中にはフォーチュン100企業の全てが含まれますが、台湾の国旗をグローバル・ゲートウェイに表示させていることを、私は知っています。そしてその一部のサイトは、明らかに「国を選択してください」と同種のメッセージを発信しています。それはもはや、どの企業も発信したいと思わないメッセージです。

もしあなたがグローバル・ゲートウェイを直ちにリニューアルしたり、あるいは内部監査を行うのに私の手助けを必要とされるのであれば、ご連絡ください。これから発売予定の2018年版Webグローバリゼーション・レポート・カードもお付けして、支援を提供します。

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