Google Chrome 80が安定版に

取締役 木達

検品に用いている主要ブラウザのアップデートについてお知らせします。

Google Chrome 80が安定版になり、デスクトップ版Chromeでバージョン80.0.3987.87がリリースされました(Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop)。

本バージョンに関し留意すべき点としてまず、Autoupgrade Mixed Contentがデフォルトで有効になりました。これは混合コンテンツにおいて、安全ではないコンテンツのURLをHTTPではなくHTTPSに書き換える機能ですが、Chrome 80では音声と動画コンテンツに限定して適用され、読み込めない場合には表示がブロックされます。将来、Chrome 81では画像も同じ扱いとなりますから、混合コンテンツを生じさせないサイト運用がますます重要となります。

そして第二に、サードパーティCookieの取り扱い仕様が変わります。SameSite属性のデフォルト値がLaxに変更され、従来通りの動作を期待すべく値にNoneを指定する場合には、Secure属性の指定が必須となります。これは、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)と呼ばれるサイバー攻撃を受けるリスクを下げるための変更で、適用は段階的に進められるようです(SameSite Updates - The Chromium Projects参照)。アクセス解析などでサードパーティCookieを使用していて、なおかつこの仕様変更に未対応の場合には、従来通り動作しなくなる恐れがあるため、早急な確認と対応が必要です。

このアップデートには他にも数多くの修正(セキュリティに関する修正については56件)と改良が含まれています。新たに追加された主要な機能については、New in Chrome 80がわかりやすいでしょう。また、 DevToolsの変更点はWhat's New In DevTools (Chrome 80)にまとめられています。次のメジャーバージョンアップ、Chrome 81のリリースは、Chrome Platform Statusによると2020年3月17日の予定のようです。