Google Chrome 102が安定版に

エグゼクティブ・フェロー 木達

検品に用いている主要ブラウザのアップデートについてお知らせします。

Google Chrome 102の安定版になり、デスクトップ版Chromeでバージョン102.0.5005.61/62/63(Windows向け)ならびにバージョン102.0.5005.61(Mac・Linux向け)がリリースされました(Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop)。

個人的に本バージョンで注目したのが、プレビュー機能として入ったパフォーマンスインサイトパネルです。メニューの「その他のツール」から「Performance insights」を選択すると、同パネルを利用できます。パフォーマンスインサイトパネルを使うことで、表示パフォーマンス上の問題点が従来より直感的に把握しやすくなるように思います。プレビュー機能ですから、最終的にどのようになるかわかりませんが、今後の進化が楽しみではあります。

パフォーマンスインサイトパネル

また、inert属性が利用できるようになった点も、要注目でしょう。真っ先に思いつくユースケースは、ダイアログボックスを実装する際にdialog要素とセットで利用するケースですが、不活性としたい対象におけるインタラクションの無効化をより少ない労力で実現しやすくなります。Can I use...のサポート状況を眺めますと、まだまだという印象はありますが、Safariには既に入っていますし(New WebKit Features in Safari 15.5)、横一線でサポートされる日は遠くないのではと期待しています。

このアップデートには、ほかにも数多くの修正(セキュリティに関する修正については32件)と改良が含まれています。開発者向けにはGoogle Developers Japan: Chrome 102: ウィンドウ コントロール オーバーレイ、さまざまなオリジン トライアルの終了、ファイル ハンドラとしての PWA などが参考になるでしょう。また、新たに追加されたDevToolsの機能については、DevTools の新機能 (Chrome 102) - Chrome Developersが参考になります。

次のメジャーバージョン、Chrome 103のリリースは、Chromium Dashによると2022年6月21日の予定のようです。