アメリカのテクノロジー大手Appleは、製品ごとに環境報告書を作成し、掲載しています。その環境報告書はそれぞれ明確かつ詳細で、説得力があります。

(この記事は、2020年9月23日に公開された記事「Apple : Grade A environmental report cards」の日本語訳です。)

Appleのサイトの画面キャプチャ

The Feature(実際に行われたこと)

ビッグテックの1社であるAppleは、Webサイトの「環境」というページで、iPhone、iPad、Apple Watchなどデバイスごとの、環境報告書を公開しています。

ページの下部に、製品の環境報告書という見出しと各製品のリストがあります。任意のデバイスのタブをクリックすると、Apple Watch Series 6やSeries 3など、各バージョンの環境報告書が選択できます。この環境報告書はPDF形式です。

例えば、2020年3月18日付けのiPad Pro(12.9インチ)の環境報告書は、9ページ構成です。

冒頭には環境データの概要があり、その後は製品ライフサイクル、原材料、サプライチェーン、包装に関する内容が続きます。すべてのページで図表や画像を用いて、わかりやすく説明しています。

The Takeaway(ここから得られる知識)

Appleの環境報告書は明確かつ詳細で、図表と画像を活用して重要な情報を伝えています。これは企業がWebサイトを通じて「関心があるユーザー」のニーズに応えている好例といえるでしょう。

ただし、環境報告書はPDF形式でのみ公開されているため、モバイル端末を使っているユーザーにとっては読みにくくなっています。この問題は、HTML版を作成することで改善できます。

Webサイトにおけるサステナビリティの伝え方として、Appleが優れているのは、コミュニケーションの根底にある戦略を考え抜き、施策の実効性を高めていることです。このことが、Webサイトにおいてメッセージを伝えやすくしています。

https://www.apple.com/environment/

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