目標到達数=設定した目標URLのページビュー数ではない?

アナリスト 深堀

Google アナリティクスを導入されているサイト運営者やウェブ担当者の方は、サイトの訪問数や推移の他にも、コンバージョンを高い頻度でチェックされていることかと思います。
コンバージョンは基本的にECサイトであればトランザクション、その他のケースでは到達ページ(サンクスページ等)に設定されることが多いのですが、「到達ページのページビュー数」と「コンバージョン数」を比較して「数が合わない?」とお感じになった経験はありませんか?

コンバージョン数は同一セッション内に複数の訪問があっても、記録されるのは1回のみ

同一セッション(訪問)内で複数回同じ目標に到達しても、コンバージョンは最初の1カウントから増えることはなく、セッションが途切れない(離脱しない)限りは1のままです。
一方、目標到達URLに設定してある目標用のサンクスページ等のページビュー数は、同一セッションであるかないかに関わらず、到達した回数だけカウントされます。
以上が目標到達ページのページビュー数と、その到達ページに設定しているコンバージョン数の差が出る要因です。ではどの指標と比較すればよいのでしょうか?

「ページビュー数」と「ページ別訪問数」

「ページビュー数」は同一セッション内で同じページに何度アクセスしてもアクセスの回数だけ増えるのに対し「ページ別訪問数」は同一セッション内でのアクセスではそのページの訪問数は「1」とカウントされます。Google アナリティクスの目標到達ページに設定されているタイプのコンバージョンは、ページ別訪問数と同じカウント方法となります。

目標到達URLのコンバージョン数=「ページ別訪問数」

以上の理由から、目標到達URLに設定してあるURLのページビュー数は、コンバージョン数を見るうえでの指標には適していません。目標が正しく設定されていれば、目標到達URLのコンバージョン数は「ページ別訪問数」と比較すると同じ数値になります。

目標到達URLのコンバージョン数は、コンバージョンに設定した目標到達URLの「ページ別訪問数」と同一、とお考えください。

参考「アナリティクス ヘルプ 目標到達プロセス レポートとゴールフロー レポートの比較」

https://support.google.com/analytics/answer/2976313?hl=ja