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Web品質Blog

検品業務の紹介や、Web環境の変化に関する情報(ブラウザのアップデートなど)を中心に、Webコンテンツの品質についての話題を提供します。

テキストチェック時の注意点

品質管理スタッフ 小稗

今回はWebページのテキストが適切に実装されているか、そのチェック方法と注意点について取り上げてみます。キャリアのある方にはごくあたり前の内容かもしれませんが、基本のキを確認するつもりでお読みいただければと思います。

Ctrl+Fが最もシンプル

テキスト原稿がデジタルという前提ですと、ブラウザのページ内検索機能である「Ctrl+F(MacではCommand+F)」を使うのが最もシンプルな方法でしょう。主要なブラウザでこのコマンドは共通という認識です。

チェックするページをブラウザで開き、Ctrl+Fを押して検索窓を表示します。原稿ファイルから確認したいテキストをコピーし、検索窓にペースト。ページ内に一致するテキストがあればハイライト表示になりますので、原稿テキストが間違いなく実装されているかが確認できます。

不一致だった場合はその差異の原因を探ることになります。改行を含んでいる、全半角を調整している、不要なスペースが紛れ込んでいる、などなど、原因は様々ですので、検索窓に入力するテキストの条件を変えながら詳細を調査していくことになります。

サイト運用のガイドラインなどでテキスト表記について定めている場合は、表記ルールに合わない単語を検索することで誤った記述を発見することも可能です。例えば「お申し込み」が正しい表記だとして、送り仮名の異なる「お申込み」「お申込」を検索して発見する、というケースが考えられます。

ブラウザのアドオンと正規表現を併用することで、複数のキーワードを並行して検索することも可能です。その場合は表記ルールに沿った単語を並べる、あるいは不一致させたい(誤りとして検知したい)キーワードを並べておくことで、ページ内のテキストが表記ルールに適合しているかをまとめてチェックできます。

テキスト比較ツールを使用する場合

まとまったテキスト量をチェックする場合、ポイントを絞らずに不一致の箇所を検知したい場合は、テキスト比較ツールを使用する方が効率的でしょう。WinMergeなどのフリーツールを用いるのが一般的だと思います。

原稿となるテキスト、ブラウザに表示したテキスト、それぞれ比較したい箇所をコピーし、比較ツールにペーストすることで、不一致箇所を表示することができます。視認しにくい「へ(ひらがな)」と「ヘ(カタカナ)」の違いなどは、ツールを用いると検知しやすいですね。

また、WordやPowerPointなどからテキストをコピーした場合、折り返し位置でスペースが混入する場合がありますが、こうした意図しない問題の検知にも有効な手段と考えています。

なお、一般的なテキストであればこの比較結果に注目すればよいのですが、Webページの出来映えを確認する場面ではスタイルの適用も合わせてチェックする必要があります。そのため、コピー&ペースト時にテキスト比較ツールに反映されない以下のような内容については、見落としがないよう注意が必要です(別途のチェックが必要)。

ソース比較をする場合

新旧のソースをチェックしてほしい、という依頼も珍しくはありません。その場合は比較ツールを用いることが通常です。

ソースの比較をするのであれば、周辺機能も含めてDreamweaverなどのソフトに付随するツールを用いるほうが効率的かもしれませんが、Webページの出来映えという観点から、極力ユーザーに近い状況でのチェックを行うために、ブラウザ表示してからの内容(Ctrl+U)を対象としています。

そのため、インクルードタグのチェックなどは、制作担当者からhtmlファイルを受け渡しするひと手間が発生してしまいますが、客観的にチェックするための手続きと受け止めています。

終わりに

複数のファイルを同時にチェックしたい、という場面も少なくなく発生します。それこそローカル環境でのGrep検索機能が有効なのですが、アドオンを組み合わせたり、当社内で開発したツールを用いるなど、こちらも一定の工夫をして臨んでいます。これはまた別の機会に取り上げたいと思います。