Google Chrome 140が安定版に
エグゼクティブ・フェロー 木達検品に用いている主要ブラウザのアップデートについてお知らせします。
Google Chrome 140が安定版になり、デスクトップ版ChromeでWindowsとmacOS向けには140.0.7339.80/81、Linux向けには140.0.7339.80がリリースされました(Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop)。
本バージョンでは、DevToolsで新たに利用できるようになった機能に目を引かれました。まずGoogleのAIアシスタント、Geminiとのチャットを通じたデバッグが可能となっています。英語ですが、使い方を紹介する短い動画がYouTubeで公開されていますので、まずそちらをご覧ください。
動画の冒頭にもありますが、このチャット機能を利用するには言語設定を英語にするなど、特定の要件を満たす必要がある点に注意が必要です。「DevTools で AI アシスタンスを有効にする」ページの「要件」を確認してください。
また、DevToolsの「要素」→「スタイル」パネルにおいて、CSSプロパティのツールチップからベースラインを簡単に確認できるようになりました。ベースラインとは、ブラウザのサポート状況をあらわすもので、詳細はweb.devで公開されている「ベースライン」のページでお読みいただけます。
このアップデートには、ほかにも数多くの修正(セキュリティに関する修正については6件)と改良が含まれています。開発者向けの情報はChrome 140 の新機能にまとまっています。DevToolsの変更点については、DevTools の新機能(Chrome 140)をご覧ください。
次のメジャーバージョン、Chrome 141のリリースは、Chromium Dashによると2025年9月30日の予定のようです。