Google Chrome 141が安定版に
エグゼクティブ・フェロー 木達検品に用いている主要ブラウザのアップデートについてお知らせします。
Google Chrome 141が安定版になり、デスクトップ版ChromeでWindowsとmacOS向けには141.0.7390.54/55、Linux向けには141.0.7390.54がリリースされました(Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop)。
本バージョンでは、アクセシビリティの向上に役立つ、ARIA Notify APIがサポートされています。このAPIについては、先行して今年5月にCreating a more accessible web with Aria Notify - Microsoft Edge Blogで紹介されていました。既存のARIAライブリージョンの欠点を補うべく、DOMと関連付けられていない見た目上の変化をスクリーンリーダーなどの支援技術に伝えることを可能にするのが、ARIA Notify APIです。
また、画面上は非表示なもののページ内検索やフラグメントナビゲーションではアクセス可能にするhidden="until-found"
と、詳細な内容を折り畳んで表示させることのできるdetails
要素をめぐり、ブラウザの処理が無限ループに陥らないよう、HTML仕様に加えられた変更が反映されています。
このアップデートには、ほかにも数多くの修正と改良が含まれています。開発者向けの情報はChrome 141 の新機能にまとまっています。DevToolsの変更点については、DevTools の新機能(Chrome 141)をご覧ください。
次のメジャーバージョン、Chrome 142のリリースは、Chromium Dashによると2025年10月28日の予定のようです。