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Blogの可能性

2004年2月20日

代表取締役
髙橋 仁

Blogの可能性について最近興味が湧いています。勿論、ビジネスユースとしてどのような活用方法があるかということです。今回は、このBlogの可能性について触れて見たいと思います。

Blog(ブログ)とは

先日『Woman Excite』で行われた 投票では、「ブログって、やってみたい?」いう質問に対する回答は次の通りです。

やってみたい 71件(4.2%)
面倒くさいのでやらない 61件(3.6%)
ブログって何? 1462件(87.1%)
もうやってます 63件(3.7%)
その他 21件(1.2%)

(合計:1678件)

対象が女性だけですが、「ブログって何?」と投票した方が 87.1%もあり、一般的に知名度はまだまだのようです。

Blogとは、「web-log」の略で、時系列で並べられたユーザの記事(日記)とそれに関するコメントが定期的に更新されるようなサイトと定義することができます。機能としては簡単に言い換えてしまえば「日記」+「掲示板」= Blog です。(日記と掲示板が合体したようなもの :ただし、活用範囲が広く、Bloggerの間でも定義となると揺れているようです)

もともとBlogはアメリカで発展したものですが、1999年のBlogger登場を契機として、blog作成用の高機能なツールやサービスが普及し、blogコミュニティは拡大・多様化し今日にいたっています。
現状日本においては、多くは個人が発信するニュースや日記に読者がコメントをつけることができるような形式で盛り上がりつつあります。また、数は少ないながら、企業トップの日記という形で情報発信しているまれなケースもあります。

企業活動におけるBlogの可能性

企業支援活動を行う弊社がもっとも興味があるのは、企業活動におけるBlogの可能性です。企業活動は顧客とのコミュニケーション活動が前提の上に成り立っており、その手法はテクノロジーの進化と共に変化してきました。そしてBlogの出現は、新たな顧客とのコミュニケーションの始まりといえるかもしれません。Blog的な情報発信ができない企業は、市場からも顧客からもソッポを向かれる時代もくるのではと予測します。

企業が活用するBlogの価値

Blogはプル型であり、浸透まで一定の時間がかかります。しかしいったん浸透してしまえば、情報発信に対してユーザ各自がコメントをつけることができるため、企業情報に関して参加意識が高まり、中毒性のあるコミュニケーションツールになりやすい性格があります。つまりユニークユーザが増えやすい性格があるということです。

いろいろな活用方法が考えられますが、その中からひとつご紹介いたしますと、営業、サービス、サポート、IRなどのFAQ機能としては極めて活用しやすい機能だと思われます。新サービスを市場に投入した場合、企業側が想定しない質問や疑問などがメールや電話によって企業側に入ってきます。それらをいちいち対応していても市場浸透が遅れるだけです。またひとりの質問は同時に多くの潜在顧客の意見(パレートの法則)でもあり、即時対応が必要です。このような局面では、Blogは強力に機能します。

さらに大切なことはFAQとしての機能だけでなく、これらの企業活動自体が非常に大きな意味をもつということです。

  1. ユニークユーザの増大
    →新商品等の市場浸透のスピードアップ
  2. 企業の透明性、アクセスの可用性増大
    →ブランドアップ
  3. 競合との差別性強化
    →企業持続成長力アップ

という企業存続そのものを左右する大きなメリットも存在します。反面、実行フェーズに移す場合、情報セキュリティや個人情報保護等、リスクマネジメントの仕組みを構築しておく必要もありそうです。いずれにしても企業活動におけるBlogの可能性に関して、それぞれが一度考える局面に来ていると思うのは私だけでしょうか?