専門学校でWebアクセシビリティの出張授業を開始
エグゼクティブ・フェロー 木達 一仁今年4月10日に、「Webアクセシビリティの出張授業を専門学校向けに無償提供開始」と題したニュースリリースを発行しました。その取り組みを、当社における社会貢献活動の一環と位置付けた背景については、同リリースの以下のくだりにある通りです。
長年にわたりWebアクセシビリティに取り組み、また新卒新入社員として専門学校の卒業生を数多く迎えてきた当社は、Webアクセシビリティについて学ぶ機会を専門学校生に無償で提供することが、Web業界のみならず社会全体への貢献につながると考えています。
卒業後、Web業界に就職する予定の専門学校生の皆様に、アクセシビリティに力を入れている当社の存在を知っていただきたいという宣伝的な意味合いも、率直にいえばゼロではありません。
しかし何より、在学中からWebアクセシビリティの必要性や重要性に気づきを得ていただきたい、そのうえでWeb技術に対する理解を深め、将来Webを通じて社会をより良く変革できる人材に成長していただきたい……そう強く願ってのことです。
すでに社会貢献活動のページで触れていましたが、リリースを発行した直後の4月15日、出張授業の第1回目を日本電子専門学校様で実施しました。当日の模様は別途、以下のレポート記事で紹介いただいています。
- 【産学連携授業】株式会社ミツエーリンクス 木達氏による特別セミナーを実施(日本電子専門学校様のNEWS記事)
- 日本電子専門学校でWebアクセシビリティの出張授業を行いました(当社 広報Blog「MITSUE COLORS」の記事)
前半はWebアクセシビリティ入門、後半は改正障害者差別解消法とWebアクセシビリティの各セミナーでの講演内容を中心に授業を構成。単に話を聞いていただくだけでなしに、それぞれの時間の最後には、グループ単位でディスカッションと発表の時間を設けました。

発表の時間には、どのグループからも前向きで素晴らしい意見が聞かれ、大変うれしく思いました。もちろん、その意見に対し私からも都度コメントをさせていただいたのですが、対面ならではのコミュニケーションが実現でき、「出張」形式の授業にこだわった甲斐があったと思いました。
また、後半の法律に関する内容は(とくに留学生の皆様には)難しかったのではと、懸念していました。しかし、実施後に行われたアンケートの集計結果を拝見したところ、実に9割以上の学生の方が説明をわかりやすかったと回答しており、意外に感じたと同時にありがたく思いました。
冒頭で紹介したニュースリリースにありますように、この第1回での経験を踏まえ、来月6月には東京電子専門学校様での出張授業に臨みます。また日本国内の他のWeb系・IT系専門学校にも順次個別にご案内させていただく予定です。
出張授業の内容や時間、実施時期については、柔軟にカスタマイズ可能です。本コラムをお読みいただき、当社の出張授業にご興味・ご関心をお持ちになられた教職員の皆様、総合お問い合わせフォームより是非お気軽にご連絡ください。
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